ほそぼそ働いてみよう。-その44 派遣会社とスポットバイトの労働環境-
25年以上勤めたお堅い職場を早期退職して、現在、小学生男子を育てながら主婦をしているまめさとです。
ここ1年半ぐらい、スポットバイトでお小遣い程度のお金を稼いでおります。
いっときスポットバイトといいながら、同じ職場でお惣菜を盛り付けるバイトに週1から2程度通うという働き方をしていました。
しかしながらそちらのお仕事は、クビ(?)に。
というかお仕事の紹介をされなくなりました。
スポットバイトは、職場の都合で仕事の紹介がいつなくなるかわからないという不安定さがあります。
当然有給といったものもありません。
それなのに、予定を1か月以上前に押さえられ、ふたを開けてみるとやっぱり週1以上で毎週入るようににおわされ。
ちょっと割に合わないな、という思いが徐々に沸き上がってきました。
しかも派遣先は、5時間拘束されている間、トイレも行きにくかったし、ずーっと立ちっぱなしで、水分補給ができる雰囲気でもなく。
仕事開始前と仕事終了後の着替えの時間は勤務時間に含まれず。
仕事で使用した制服も持ち帰りで洗濯は自分。
仕事を覚えようと一生懸命メモを取ったりして必死に頑張りましたが、やっぱりなんかこれ、スポットバイトのメリットがなくないか・・・?
働く環境としても、いまいちなのでは・・・?
そう思って、翌月のシフト決めの時、正直、今後続けるかどうかを迷ってるという話を派遣会社の担当者にしたところ、それ以降の仕事紹介はあっさりなくなりました。
私は割り当てられた仕事は欠勤することなくがんばるつもりでしたが、派遣会社からしたらいつ辞めると言い出すかわからない人間に仕事を紹介するのは嫌なのでしょう。
それはよくわかります。
それにしても、仕事をする人を探すときはとっても低姿勢だった派遣会社。切るときは、あっさり何の連絡もなくスパッと。
そこには何の人間味もありません。
なんだかんだとやっぱり派遣会社のほうが圧倒的に立場が上だし、しょせん派遣ってそんなもんだよな・・・と思いました。
で、今はどうしているかというと、結局、今までいろいろいった中で一番働きやすいと感じた、物流の小物関係のピッキングに応募しています。
場所も業務内容も把握しているので、気楽。
しかも、頻繁に仕事募集があって、気が向いたときに申し込める。
なんといっても、働く環境がとってもよかったのです。
この物流関係の会社は、働いている人も礼儀正しく丁寧だし、勤務の開始・終了時間はきっちり守ってくれる。
水分補給もトイレも自分のタイミングで行かせてくれる。
お手洗いにはハンドクリームが用意してあったり・・・。
と、ちょっとしたことですが、働く人を尊重しようとする姿勢が見て取れる。
それだけで、ちゃんと働こうという気になります。
言い換えると、こんな最低限のことが守られていない職場がこの世の中にはあふれているんだよなあ・・・と思い返しました。
総じて、人手不足といわれている業界の小さい職場はグレーなことをやっていたり、あれっと思うことが多い気がします。
特に飲食やホテル関係は人間関係がぎすぎすしていて、対応が悪いと感じることが多かった。
まあ、人手がないから対応が悪くなるのか、対応が悪いから人手がないのか・・・。
スポットバイトをするようになって、日本社会の構造やら何やらをよく考えるようになりました。
人間、体験してみないとわからないことがたくさんあるものです。
とういうわけで、もうしばらくスポットバイトは続けていこうと思っています。
本日の写真:かえんぼくの花(のうせんかずら科)
ロウソクの火を思わせるので「火焔木」なのだそうです。インパクト大。
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