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小4男子、初めて一人で放課後公園に遊びに行く

25年以上勤めたお堅い職場を早期退職して、現在、小学生男子を育てながら主婦をしているまめさとです。

うちの息子はおうち大好き、(今のところ)母大好きっ子。
小学校に入学したのちも、放課後に友達とどこかに遊びに行くということなく、常に私と一緒。
かなり強引に保育園時代のお母さんとお膳立てして校庭に遊びに行かせたことはあれど、1回こっきりで終わりました。

小学校1年生の頃は、校庭で遊んでいる子供たちを見たり、知り合いの子供が元気に遊びに行っている様子を聞いて内心焦ったことも。
しかしそれは子供のプレッシャーになるな、と気づき、途中からやきもきするのをやめました。
子供によって性格も違うし、学校にそこそこ楽しく通っていればいいかと。

そんな風にして小学校4年生まできたわけです。

ところが4月下旬のある日、子供がふと思い出したようにいいました。
「明日か明後日、友達と遊びに行くかもしれない」

内心、ええーっと驚きながら、あくまでなんでもないことのように、「誰と行くの?」ときいたら一人の友達と約束しているとのこと。
「明日、ちゃんと詳しいことを聞いてくるわ」
といった子供の顔は、一丁前の顔をしていました。

そして翌日。
学校から帰ってくるなり、ちょっと離れた公園に集まることになっているとの報告を受けました。
本人、気もそぞろで、算数の宿題プリントを半分だけすまし、約束の公園の場所を地図で確認して「じゃあ行ってくるわ」と。

家から少し離れた公園で、私も行ったことがないところだったので、行きだけ一緒についていくことにしました。

目的地に向かいながら、危なそうなところを注意しながら歩くも、子供は本当に楽しそう。
どうかこのまま楽しいまま終わりますように・・・と心の中で祈りつつ、小さな遊具と藤棚がある住宅街の中の公園に到着。

まだ誰も来ておらず、待つこと5分。
ばらばらとクラスの子たちがやってきたので、私は帰りました。

帰る道々、楽しく遊べてるかなあ・・・と一抹の不安を感じるのは、もう心配性の私のサガなので、仕方がありません。

4年前は一向に外に遊びに行こうとしないわが子に、友達がいないのかな、などと苦悩したことを懐かしく思い返しました。
本当に焦ることはなかったです。

子供のいない平日午後のリビングは、みょうにがらーんとしているように感じて、これは巣立ちの時期が近付いている合図なのだなと思いました。
そろそろ本気で自分の後半生を考えなければ。

そんなことを思った小学校入学4年目の4月下旬の出来事でした。

本日の写真:しゃが(アヤメ科)
ちょいちょい目にしていた花なのに、最近、初めて名前を認識しました。


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