離乳食と幼児食
離乳食後期と完了期、幼児食の入り口のことをまとめてみました。
1.離乳食後期の手づかみ食べは必要か 2.噛むことの大切さ 3.離乳食後半戦食べないとき 4.離乳食卒業は人それぞれ 5.幼児食、取り分けって素晴らしい 6.注意点
1.離乳食後期の手づかみ食べは必要か
離乳食も後半戦突入。この頃に言われる「興味が出てきたら好きなようにやらせる」は親にとって恐怖だ。
スプーンを持たせたところで、そのまま素直に口に入れてくれるわけではない。手にしたとしてもぐちゃぐちゃにされる、ぶち撒ける、テーブルに椅子に服に擦り付ける。
それでも、手づかみ食べを、、と言われるには理由がある。
子供の手は第二の脳。手で触ることで食べ物のかたさや温度を確かめる。手づかみ食べの食経験は子供の食べたい意欲を育てる。「自分でやりたい」その気持ちは大事。
また手で食べることはそのあとのスプーンやフォークで食べることにも繋がる。
一回の献立、全部手づかみさせる必要はないので、一つだけでも手づかみ食べメニューを用意すれば大丈夫。
パンや茹でた野菜ならそんなに汚れないし、おにぎりを頬張る姿は萌える。
野菜、バナナ、牛乳入れた焼きドーナツも。
2.噛むことの大切さ
少し前まで母乳やミルクを飲んでた子も歯が生え、口を動かして食べられるようになる頃。食べ物を口に入れたほっぺはたまらない。
もちろん、歯が生えるごとに噛み方も発達する。
噛んで食べることはメリットがたくさん。
脳が活性化し、消化吸収を促進し、虫歯の予防にもなる。
もしも食べるのが早いようなら口が動いてるか見て、噛まずに飲み込んでないか確認を。
噛む力が弱いと筋力が低下して発音など喋り方に影響が出ることも。
「よく噛んでねー。もぐもぐだよ」
毎食の声掛けは大事。
毎日は大変かもしれないから、時間あるときにでも。
子供は親に気にかけてもらえると嬉しいもんです。
3.離乳食後半戦食べないとき
子供の食べムラが出てくる時期。
愛しい愛しい我が子でも、せっかく作ったご飯を食べてくれないのはとても悲しい。そして腹が立つ。
それは愛しさ故。
風邪をひいたことがきっかけだったり、急に気が乗らないのかわからないけど、ある日突然食べなくなることも。
なんなら食べてくれるのか、冷凍庫のストック見て途方に暮れる、、。
少し前まで寝るだけ、されるがままだったけど、行きたい場所も増え、触りたい物があり、やってみたいことが出てきた。
寝る時間も短くなり遊ぶ時間も増えて表情豊かになった。
それは立派な成長。
お腹が空くそのときまで、ゆっくり待ちましょ。
とはいえ、食べてくれないと心配。
ママの負担が少なくて済む食べ物を、作らずに済む物を食べさせて。またママが頑張れそうなときに作ってみて。
今まで好きだった物を食べてくれなくなったら、、飽きてるのかも。しばらく出すのをやめて別の物をあげてみて。
時間が解決してくれることもあるよ。
天気が良い日に外で食べたり、お友達と食べることもオススメ。
気分転換は大人にも必要。
4.離乳食卒業は人それぞれ
子供が10ヶ月、11ヶ月になる頃、お粥を拒否される、、よくある話。
そろそろ離乳食卒業?そのタイミング。
歯の生え具合、飲み込む力、子供による。
軟らかめが好きな子、嫌いな子、子供による。
離乳食完了期、幼児食移行期は1歳〜1歳半。この頃の歯は前歯8本と奥歯が生えてきて、奥歯と周辺の歯茎ですりつぶして食べる。
まだまだ食べ物をなめらかにすりつぶすことはできないので油断すると喉に詰まらせるので気をつけて。
あと、冷凍のご飯や野菜を食べてくれない、、そんなことも、、。
5.幼児食、取り分けって素晴らしい
離乳食を卒業したら、さぁ幼児食。
幼児食は大きく分けて2つ。
1歳半〜3歳未満が幼児食前期。
3歳〜6歳未満が幼児食後期。
前期と後期、成長によって変化する。少しずつ食材を大きくしても、固くしても大丈夫。少しずつ味を濃くして大丈夫。いろんな経験を積んで子供の世界を広げていく。
学習することによって味を記憶していく。
食べて美味しかった。友達と一緒に食べて楽しかった。キャンプで食べて美味しかった。お外でお弁当食べて楽しかった。
逆も然り。
無理矢理食べさせられて嫌だった。
これで嫌いになることも。
味覚も、離乳食は旨味、甘味、塩味の3つだったのが、幼児食後期になるとそれに苦味と酸味が加わる。
ご飯のとき、親のご飯の取り分けで食べられるのは楽ちん。
ただ、辛い物とか好きな物を注文出来なくなるかもしれないけど。入る店も選ぶことになるかもしれないけど、、。
離乳食のときより、適当にしても案外大丈夫。
6.注意点
幼児食は大人の取り分けで大丈夫だったり、離乳食のようにすりつぶしたり、なめらかにする必要はないけれど、まだまだ小さい子。噛んでるか確認も必要だし、甲殻類やナッツはアレルギーの可能性もある。
上の子が大丈夫だったからといって、下の子が大丈夫とは限らないし、他の子が大丈夫でも自分の子は食べられないかもしれない。
月齢もだけど、子供の成長具合によって進み方は異なる。
あと生ものにも注意。
食べることは生きること。
親子で食事を楽しめますように。
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