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私たち夫婦がお互いの家事に感謝できるようになるまで。


「ありがとうをカツアゲされてるみたいで嫌」
夫にある日そう言われた。


「わざわざアピールするな…ってコト?!」



私は自分がやった家事を逐一報告して、夫に褒めて欲しかったのだ。
だって報告しないと見つけてくれないじゃない、私が洗面台キレイにしたのにさ。
私はちゃんと見つけるよ?夫が愛犬のエサを補充してくれたらすぐ感謝するよ?
でも夫は気づいてくれないじゃない、私の頑張りを。
だから自分から報告してたのに。

そんな言葉を言うならもう、黙ってりゃ良いんでしょ。夫の家事だって感謝しないからね?

こんなふうに思っていた。
この頃はまだ、家事の分担はふんわりとした感じでやっていた。
「気づいた方がやる」「得意な方がやる」「早く帰った方がやる」
こんな空気感が流れていた。

当時の私の日記にはこう書いてあった。
「昨日はお米炊いておいてとLINEで言われてかなりイライラした。タオルも洗って、宅配便受け取って…と夫がいない間にやる家事にイライラしてた。
やっぱ女友達と友情婚するのが良いのではと思って調べたらそう考えている人も多そうな印象。
早く同性婚認められないかな
生活や子育てを共有するのは恋愛と切り離した方が気が楽だと思うんだが。」

夫の方が帰りが遅いので、宅急便受け取るのもいつも私。私は玄米を食べるから自分の分は炊いて冷凍してあるのに、夫に「白米を炊いておいて」と職場からLINEで指示されるイライラ。

こんな気持ちが募り、1人日記に書いて溜め込んでいた。

ネットで調べはじめたのが転機


不満を募らせた私は、なんとか話し合えないか?と思ってネットで猛烈に調べ始めた。
他の人は夫婦でどうやって話し合ってるんだろう…。
しかしGoogleでもTwitterでも出てくるのは「建設的な話し合い方」よりは愚痴が多かった。

みんな辛いんだな。
でも、私は解決方法が知りたいんだよ!

そんな中見つけたのがこちら。

「夫婦で作るメンタル安全基地 ~「離婚するほどじゃないけどなんかモヤモヤするッ」を減らして持続可能な夫婦になる~」

読んで、これだ!と思った。
夫婦関係で悩んでいたことが全て言語化されている。絵で表現されている。
お手本にしたい夫婦像がここにいた!

ふっくらボリサットさん、本当に感謝。ありがとうございます。
ご本人のXから、漫画の一部が読めます↓


ああ、2人で家庭にコミットして2人で作り上げていくもんなんだな、夫婦って。とやっと目が開いた。
なんか今まで対立してる感覚でいたわ。
仕事ばかりの男vs家庭大切にしたい女
みたいな感覚が自分にあったわ。こりゃダメだ、と思った。

いつまでも不満を募らせている場合ではない、伝えないと。言わなきゃ伝わらんだろ。喧嘩腰ではない形で伝えないと。

そう強く思って、とりあえずこの漫画を夫に読んでもらった。
その後、「しっかりと家事分担をしたい」と私から提案してみた。

これが、私達が月1回夫婦で話し合いをするようになったきっかけ。

しっかりと家事分担をやるようになった

家事分担の方法は「DINKsの人生クエスト」という拙ブログに詳しく記載していますのでよければ↓


夫婦で家事を明確に分担して、「家事交換月」を作るようになってから、「ありがとうのカツアゲ」という単語もなくなり、「自分がやった家事自慢」も減った。

相手がやってくれた事が目に入ってくるようになる。
相手がやってくれた家事がどれだけ大変か知る事ができる。
当たり前だけど、家事やってたのは私だけじゃなかったんだよな。私も、夫がやってくれてる家事の大変さを知らなかったり、見落としてたりした事あったんだよな。

夫も以前より確実に目が良くなっている。私がやった名もなき家事をすぐ気づいて、きちんと感謝を伝えてくれる。
私は今でもたまに、「犬のウン💩掃除しておいたよ」ってアピールするけど、いつの間にかお互いアピールするようになった。
で、お互いそのアピールに素直にありがとうって言えるようになった。

今は少しでもモヤっとしたらすぐに夫に話そうと思える。感情的なケンカにならないって信頼感がある。

夫婦は鏡というのはよく言ったもので、自分から行動を変えてみる事がどれだけ大切か、体感したのであった。

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