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仕事終わりの寄り道のススメ

仕事を終えて、いつも子どもと行っている公園に、ひとりで行ってみた。

お盆の前後は涼しいを通り越して寒かった山形。
今日は久しぶりに気温が上がって、少し暑いくらいだった。
いつもは家にまっすぐ帰って、夕飯の支度をして子どもを幼稚園に迎えに行っているが、今日の夕飯は、冷蔵庫で出番を待っていた冷やし中華に決めていたので、気持ちの余裕があった。

2人目の育児休暇があけて、仕事に復帰してから半月が経った。
新しい職場で、新しい人間関係の中で、1年以上使っていなかった脳みそを使って仕事をするのは、正直疲れる。

少しずつ、仕事をするという感覚を取り戻している気もするが、自分の中の何かが麻痺してきているのか、という気もする。

公園の中を流れる人口的な小川に手を入れてみた。
水の感触が気持ちいい。
目を閉じてしばらく感じてみる。

水流の強弱。セミの声。鳥の声。生暖かい風。

目を開けると、小川の水面が、タータンチェックのように折り重なって綺麗な模様になっている。

その間、体の内部の感覚も一緒に感じていた。
ずっしりと重く、頭の中はテレビの砂嵐のようにザラザラして何も考えられなかった。

少しずつ、自分が公園にいることを思い出す。
そんなに疲れているのかな。
仕事に集中しすぎているのかな。
やることに追われているのかな。

がんばらないことをがんばることを決めたのに、
ついがんばってしまう。
仕事をしている時の自分と、家に帰って家族と過ごす自分が分離しているような感覚がある。二重人格みたいな。

ほんの15分くらいだったけど、自然の中に身を置くことで、本来の自分に戻れた気がした。

その後、子どもを保育園に迎えに行って、その足で公園に来た。
下の子を抱っこ紐で抱っこして、上の子の手をつないで歩く。
「ママ、おててつなぐ時は、危ないから、こうやってね」
なぜか、自ら自分の手首をつかむように注意してくる4歳児。自分であちこち走って行ってしまうことを自覚しているのか?

すべり台、ブランコ、木の棒で地面にお絵描き
ワンちゃんを撫でさせてもらったり、
おねいちゃんが飛ばしたシャボン玉を追いかけて、つかもうとする娘。
あちこちキョロキョロ、こっち見てニコニコする息子。

あぁ、こんな無邪気に遊ぶ子どもの姿を、いつまで見ることができるんだろうか。
こうやって子どもと過ごすことのできる時間は、ものすごく尊くて、私にとってすごく大事な、大切な宝物だ。

子どもと離れて仕事に集中する時間があることで、あらためて、自分の大切なものや価値観に気づく。
そのこと自体には感謝だよね。

でも、やっぱり、
子どもと一緒に過ごす時間を大切にしたい。
もっと、子どもと一緒にいたい。
自然の中で仕事したいな。

私の働き方の模索は続く。
理想はあきらめない!

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