就職活動を振り返って 4.21

こんにちは。おそらく低気圧による眠気と戦いながらこれを書いている。ここで寝たら夜寝るのが遅くなるし、最悪寝すぎてしまって起きても体が目覚めずにぼんやりしたまま夜を過ごすことになる。こういう時にコーヒーを飲めばいいんだろうけど、自分一人のためだけにはお茶を淹れるのもコーヒーを作るのも面倒くさい。ていうかずっとベッドに寝っ転がってるから悪いんだろうな。座りながらパソコンを触るのにちょうどいい高さの家具が我が家にはない。このことも私が家で勉強や作業を進めるのが得意ではない理由の一つだと思う。

昨日はdiscordというアプリを使って初めて友達と作業しながら電話していた。自分の好きな音楽を流せて便利だし、お互いに好きな音楽を布教出来て大変良い。6時間くらい繋げていたと思うが、たくさん友達と話せたのと音楽を心地よく聴くことができたおかげで寝つき良くぐっすり眠れた。木曜の本来は講義がある時間に、なんとなく友達と通話しながらその日の課題をやることが多いのだがやはり作業効率がめちゃくちゃ上がるので定期的にやりたい。

就職活動が落ち着き、アルバイトも大学もサークルもライブもほとんどない暇な時期をどう過ごそうか考えていた。卒論の完成目安時期が去年より2カ月も早まったので本当は参考文献を読んだり作品を読まないといけないし、五月にはまたゼミでの発表があるのだけれど、昨日ゼミの課題を半分ほどやったので今日はちょっとやる気にならない。前から就職活動の振り返りはしたいなと思っていたので、2019年6月くらいから2020年4月中旬までやったことを整理して書いていく。いわゆる後輩やこれから就職活動を始める人のための「就職活動体験記」としてだけでなく、これからの自分のためにも書く。

交換留学中に、私より1年早くIT系の企業に就職した友達の話を聞くことが多く、またパソコンを触ることが楽しかったのもあり、文系ではあるがIT系のエンジニアに興味があった。留学を終えた5月の段階では何もわからず、また就活という言葉への抵抗や拒否反応があったため、まずは就活に自分の頭や体を慣らすことから始めることにした。具体的には、就活サイトに登録して自分の興味のあった教育系やITの企業のインターンの申し込みをしたり、就活を終えたばかりの友達にどんな会社に応募したかを聞いて全く同じ会社に出してみたりしていた。「友達」というのは私にとってはすごく重要なキーワードなので、友達の働いている会社なら就職活動をしているという感覚をそこまで重く感じず(?)就活に慣れていけるかなと考えていた。あとは友達にもらったテスト対策の参考書を解いたりしていた。まだ小学生の弟が宿題をやるのを嫌がるので、一緒に勉強しよう!と声をかけて短い時間で問題を解くのは私にとっても、たぶん弟にとってもいい時間だったと思う。

夏のインターンに応募はしていたが本当に行きたいITの会社にはペロッと落とされたし(ちなみに夏だけでなく冬も落とされた)、その他にも仙台から大阪や東京に行くことが時間的に厳しく、交通の乱れなどで面接に間に合わないことが二回あった。大阪に家がなかったので3カ月程実家にいたのだが、おそらく久しぶりの共同生活のストレスで体のリズムが乱れてしまい、体調を定期的に崩したりもしていたのでまあ仕方ないかなとは思うが、面接の経験不足への不安は冬くらいまでずっとあったのでもっと対策できればより自信を持っていろんなことに臨めたかなと思う。結局夏の間に行けたインターンは保険会社の1日間のものと、銀行での5日間のものだけだった。どちらも価値のあるものではあったし、銀行もすごく良い企業で選考もまだ続いているのだが、保険や金融に自分が携わっているイメージは持てなかった。夏は自分としては満足できる結果ではなかったので、大阪に戻ってから冬はもっと頑張ろう!と考えていた。

冬!ES祭りだった。動画でぼんぼん落とされた。頑張ろう!と思っていたものの11月の学祭の後1カ月程放心状態になっていたらIT系の会社のインターン応募の締め切りをかなり逃していた。IT系が気になってはいたものの、今から絞り込んで可能性を潰したくなかったため、不動産や電機メーカー、食品、出版や通信なども見ていた。結局インターンに参加したのはIT系、通信だけだったな。街づくりしたら楽しいんじゃね!?と思った時期もあったが不動産は土日に休めないのが嫌すぎてやめた。短絡的なので。冬が終わる頃には最初興味を持っていた通りIT系に進みたいという気持ちが固まり、本選考では締め切りを逃さないようにESの提出締め切りを調べまくってExcelにまとめるのをひたすらやっていた。エンカレという団体に登録しメンターさんに自己分析を手伝ってもらったり、友達にESの添削をお願いしたりしたが、基本的に一人で全部管理し進めていたのでちょっと孤独だった。正直周りからは浮いてたと思う。冬に行ったITの会社のインターンがとても楽しく、こういう人たちと一緒にこんなことをやれたらいいなというイメージが本選考前に固まったのは良かった。

本選考も2月末くらいはES祭りだった。テストセンターの勉強をし直して受けながら、行ける会社説明会には全部行こうとしていた。大阪に住んでいるのでそこまで苦労はしなかったが、仙台にいたら大変だったろうなと思う。某でっかいコンサル会社2社にESとテストで落とされたのは結構ショックだったが、まあ気質が合わないよなと思って割り切った。周りにIT系を受ける人がおらず、情報難民だったのでインターンで知り合った人にどんな会社を受けるかよく聞いていた。結局20社くらいエントリーしたが面接にも辿りつけなかったのが4社、1次面接やグループディスカッションで落とされたのが2社、連絡が全く来ないのが5社くらい、その他にも落とされたり興味を失ったりしていたのでまともに選考を受けたのは6社くらいだった。コロナウイルス流行の影響で私の苦手なグループディスカッションを受けずに済んだのは不幸中の幸いだった。選考を中断する企業も何社かあったが、IT系ばかりを受けていたためオンラインで進めてくれるところも多く、またコロナウイルスが本格的に流行する前に1社から内々定を頂けたのはとても運がよかったと思う。ESは早めに出しておくことに越したことはないと学んだ。入社することに決めた会社も3月の中旬が提出締め切りだったが、3月初めには提出を済ませていたのでおそらく早く見てもらえて連絡も早めにもらえたのだと思う。普段は締め切りの3日前くらいに出すので、その時の私は相当気合が入っていてやる気に満ち溢れていたのだろうな。

内々定を3社から頂いて、ここ1週間くらいはそのうちの2社のどちらに行くかですごく迷っていた。片方は業務内容も自分のやりたいことに近づきやすそうだったし、社員の方の人柄もものすごく好きなことがインターンでわかっていた。その一方でより安定して働けるもう一社にも惹かれていて、インターンに一度も行けていないことや、同期や社員の方の雰囲気がわからないことはネックだったが、最後の面接でお話しした人事の方の印象が良くとても悩ましかった。自分のことをもっと考えてみるといいよと先に内定を頂いた会社の人事の方に言っていただき、決断までの猶予を伸ばしていただけたこともまた別の悩ましい要因の一つではあったが、自分がなぜ留学や進学ではなく就職を選ぶのかということを考えた結果、若手のうちは安定して働いてその後の身の振り方はまたその時考えればいいやという結論に落ち着いた。どうせまだ何もわからないのだからわかるようになってから決めようと今は思っている。内定辞退の電話を仲良くしてくださった人事の方にしなくてはならなかった時はさみしくてたまらなかったが、自分の気持ちを再確認できたので大事な期間だったと思う。

こうして振り返ってみると、かなり友達のアドバイスを参考にして進めてきた就職活動だった。もちろんこれが正解ではないし、後悔も多いし進路を決めたはいいもののまだまだ情報を集めている段階である。どんな人と一緒に働くのかなどわからないことだらけで不安も多いが、これから就職活動をしていく人たちには自分の納得する答えを出して歩んでいって欲しいと思う。向き不向きは人それぞれ違うし、文系、それも外国語学部からIT系に行く珍しい例なのでどれくらい参考になるかはわからないが。

余談だが、外国語とITの共通点は「パズルに似ている」ことかなあと思った。英語の並び替え問題なんかはまんまパズルだし、文法で決められた形のものを穴に当てはめるという点はパズルのようだ。トライアンドエラーを繰り返して答えに近づくことが好きなのかもしれない。ITはまだよくわからないが、「パズルが好き」というとウケはよかった気がする。小さいころに亡くなった祖父は数学者だったが、彼も外国語が好きだったという。数学が苦手だった私はおじいちゃんは果たして数学のどんなところが好きなんだろうと疑問に思っていたが、パズルは好きだったようだし、なんとなく似ているなあと今は思う。文章がだいぶ散らかってきてしまったのでこれでおしまい。ここまで長い文章を読んでくれてありがとうございました。また今度。

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