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におい豆ってなに?~花巻で65年以上種を採り守り続けてきた家宝種~【後編】

こんにちは。
まめにくらす、まめくらです。

伝えたい事はあるのにまだまだ文章化に慣れなくて(-_-;)
まずは発信発信(笑)

前編はこちら⇩



え、におい豆って地域資源じゃん

におい豆って実はすごいんじゃない?

ただの枝豆として、保存食として、お味噌の原料として作ってきたにおい豆。
その価値に気付いたきっかけがありました。
それは2011年のとある日に新聞に掲載された岩手県内の農家さんの記事でした。
その記事の中には『種』についての内容も記載されていました。
当時私(両親含め)の知らないことばかりの内容。

そこで『種』に興味を持ち、読んでみたのがこちら

詳細は省きますが、いろいろと衝撃で。
これは農家として、食品製造業者としてしっかりと学ばないといけないと思わされる内容でした。

ってか、におい豆ってこの本の中でいう在来種なんじゃない?
ということに気づき、当時は祖父母が中心に細々と作っていたにおい豆ですが、本格的に作付けしよう!となったわけです。と同時に、これまで祖父母が長い間続けてきたことの価値に気づかされました。

しっかり伝えなきゃ。守らなきゃ。


今ではすっかりにおい豆の生産者も減ってまい、このままではいつかは途絶えてしまう。
それはあまりにもったいない。
私たちはいろいろな取り組みで価値や魅力をお伝えしてきました。
・におい豆店舗販売(お味噌、ランチ)


・種まき体験

・におい豆の枝豆収穫体験

・におい豆味噌作りワークショップ

ただ作るだけではなく、ちゃんと守っていくために伝えること。
伝えるって作るよりも難しい。まだまだ不十分ですが、地道に地道に。

におい豆のこれからのこと

生産量増やす

ここ数年、本当にありがたいことに大豆もお味噌も完売となっており、お買い求めいただくお客様にお渡しできないことが続いておりました。
今後はこのようなことが無いようにと思っています。
作付面積も増やし、お味噌の仕込み量もふやし、より多くのお客様にお届け致します。
また、商品ラインアップも増やし、日本全国に売り出していきたいと思います。
また、このにおい豆に関心がある生産者に種をお分けし、地域資源として広まればいいなと考えています。
※実際に5年ほど前にとある農家さんに種をお分けし、順調に作付面積を増やしていました!

ちゃんと価値を付ける

ここも当然といえば当然ですが、私たちの取組みにしっかりと誇りを持ち、値付けをすることも重要と考えます。(まだまだできてないことばかり。。。)
そのためにストーリーや思いをお伝えし、お客様には価値を理解した上で買ってもらえるように努力していきます。

もっとまめなくらしを

ここから先はまだまだ夢物語ですが、農業と暮らしを実際に体験できる場が作れたらいいなと考えています。
朝起きて、朝日を見ながら散歩。
帰りに畑でみずみずしい野菜を収穫。
朝食は炊き立てご飯に目玉焼きとさっき採ってきた野菜のサラダ。
そして、あったかいにおい豆のお味噌汁。

こんな食体験、都会ではなかなかできない。
体も心も喜ぶ食事。食育。

まとめ

ここにしかない貴重なにおい豆を守り、広げていくためにしっかりと価値を付け、情報発信をし、この地域の活性化やお客さんの食の喜びと豊かな暮らしをお手伝いしたい。
頑張るぞーーー!!

社長

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