下がりきったところから少しずつ
中2息子、 不登校となってから7ヶ月が経った。
もう毎日家にいる生活が当たり前になった。
再び行く気配はないし、期待もない。
そう、大きな変化としては、「期待しなくなった」ということ。
ずっと家にいる息子を見てても、平気になってきたということ。
もし急に行くと言い出したら、そりゃ嬉しいだろうなとは思うけど、それは不登校じゃなくなるからというより、何か新しいことに挑戦しようとする心意気が嬉しいのだと思う。
不安→恐怖→調べまくり→学び→気付き→あきらめ
の段階まで来て、その先の何かに半歩くらい足を踏み出した感じ。
同じ学校の中学生が制服姿でぞろぞろ歩いている姿に何も感じないわけじゃないけど、以前の「目を背けたい」「会わないように避ける」ほどではなくなった。あー頑張ってるんだな、と思う程度。
変化だなー
どんな環境(そんなことになったら最悪すぎると思っていた環境)になっても人は慣れるのだなぁ。じゃないとキツくて生きていけないもんね。
私が心がけたのは
・期待しない
・生きてるだけでいい、と思う
・なんとかなる、と思う
・先の見えない世の中だから正解はないし、と思う
・人は人、比べない
・人がどう思うかなど、考えても仕方ないことを想像しない
・自分の分身ではないことをしっかり理解するために、自分と違う部分を見つける(これどう思う?など、考え方の違いを確認する)
など。
それまでは、あらゆる期待をして自分の思い通りにしようとしていた。レールに乗せようとし、先回りして危険を回避させ、誰かと比べてもっと頑張れと尻を叩き、頑張らないとロクなことにならないと脅し。人に後ろ指さされない完璧な子育てをしなければならないと思い込んでいた。
今も根底にそういう部分があるのは感じるけれど、子どもは自分の腹の一部ではなく、一人の別の人間であることを強く言い聞かせて、もう念仏のように心の中で唱えて、尊敬できる部分を見つけて、尊重する。
学校に行っていないからといって、ダメな人間ではない。
むしろ、流れに逆らえる意思を持った尊敬すべき人間である、と。
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