高校時代の部活。
#部活の思い出 というお題を見かけたので、新年早々高校時代の部活について書いてみようと思う。
私は中学校で吹奏楽部に入部した。
親に中学生以降の誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントはいらない!と言って楽器を買ってもらった。一番安いので38万だった。
入部の動機は今思うと親への反発心と未完了の完了だったと感じる。
私は小学校の時ずっと「ピアノが習いたい」と言っていたのだ。
(私と習い事参照)
しかし、我が家は裕福な家庭ではなく、月々の月謝もピアノを買う余裕もなかった。のらりくらりとかわされてピアノを習う事はなく中学校に入学した。
そんな時に体験入部で吹かせてもらった楽器。一発で音が出たのである。
嬉しかった。ピアノでなければ演奏する事ができるかもしれない。
部活なんだから私がやりたいものを選んでいいんだ!いつまでも思い通りにはならないぞ!
そんな気持ちが含まれていたと思う。
親も観念し私は楽器を手に入れたのだ。
高校も買ってもらった楽器を生かすべく、そのまま吹奏楽部に入部した。
希望の学科があったため選んだ高校だったので、部活はどっかに入っていればいいかなぁくらいの感覚で入部。
これがとんでもなくガチな部活だった。
朝は8時前から、夜は18時半まで、その後自主練が20時まで可。
土曜日はまだ半日ある頃だったので、お弁当持参で夜まで部活。
日曜日は朝9時~17時まで活動時間だった。
春休み、夏休みも日曜日と同じ日程で活動。
テスト期間の1週間前からと冬休みのみが完全休み。
お気づきだろうか。休みがテスト前と冬休み のみ なのである。
遊びたい盛りの高校生。
もちろん脱落していくメンバーが出てくる。
この時は去る者追いまくるのである。
全員参加のミーティング。
みんな練習時間を削ってミーティングをしているんだから、それなりの理由を述べよと言われるのである。
上位大会を目指す部活だったので、だいたい
「みなさんほどやる気がありません。」
とか
「家の手伝いをしないといけないので。」
とか辞めたい者は言うのだが、
「やる気がないなら出せばいい。」
「親をダシに使って辞めるな。」
などと言われるのである。
私は辞めたい人は辞めたらいいと思っていたので何ともムダな時間と個人を尊重しない牢獄のようだなぁ…と思ってた。
この針のむしろのような時間を耐え抜いたものが退部を手にするのである。
今思えば長時間労働、パワハラ、拉致監禁のオンパレードだ。
私はなんとか3年間耐え抜きましたが、高校卒業とともにすっぱり楽器を辞めた。
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