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日常生活に役立つ脳の知識

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日常生活に役立つ脳の知識についてまとめております。 学術論文や、第一線分野の人たちの知見をまとめたエビデンスベースの情報をご提供いたします。
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#ドーパミン

【覚えておきたい!?日常生活に重要な3/60種類の脳内ホルモン】

セロトニン:幸福感
ノルアドレナリン:注意力、判断力
ドーパミン:やる気

『食事の栄養素(タンパク質、ビタミン、鉄・亜鉛、ミネラル、脂質)を元に、運動中や睡眠中に分泌される』

(心療内科医 姫野友美)

【早起きや運動、断酒といったキツいと思う習慣を取り入れることで日々の満足度が高まる】

私たちの脳内では、ドーパミンは快楽状態と鬱状態の均衡をとるように放出されている
意図的に、苦痛を得ることで、ドーパミンから快楽効果を得られる

(スタンフォード大学 アンナ・レンブケ)

【モチベーションを高めるため必要なドーパミンの知識】

モチベーションが高まるドーパミンが出る条件

-他者起点ではなく自分で目標を設定する
-ちょっと無理かなと思う課題を設定してそれを解決する
-相手を喜ばせる
-サプライズを受ける
-日付が変わるタイミング

(茂木健一郎)

【在宅中に1度自分のやる気スイッチをオンにしてみるべき理由!?】

人は自らの口でカウントダウンするなどによりドーパミンが出る。
(メル・ロビンズ)

つまらないとか面倒と思っていることでも1度始めてみると
ドーパミンが脳の側坐核を刺激してやる気が出る
(作業興奮 クレペリン)

【私たちの脳は一度にできるタスク量が限られている】

前頭前野が担うワーキングメモリーは一度にこなせるタスクが限られ、
シングルタスクの方がパフォーマンスは高まる。

『マルチタスクができる人は脳のワーキングメモリーの切り替えが上手い人』

(エヤル・オフィル)

【目の前のやる気を高めるためにドーパミンを増やすには?】

やる気を引き出すドーパミンを増やすには

小さな達成感を得る
達成する/クリアする/終わらせる

『部屋の掃除をしたり、小さなタスクをこなすことから始めるのも効果的です』

(アンダーズ・ハンセン)

【私たちのやる気は、待ち時間によって削がれてしまう!?】 ドーパミン受容体の研究 労力のコストがあっても、報酬のために、 やる気を高め行動につなげる 時間を待つコストがあると、報酬があっても、 インセンティブ効果を弱めてやる気を下げる (量研 堀由紀子/南本敬史)

【締切に追われるのではなく、自ら楽しむメリットとは?】

プレッシャーを感じるときに出るノルアドレナリンよりも
好きなことをしているときに出るドーパミンの方が
集中の対象を1つに絞ることができ持続性が高まる

『mustからwant/seekへ』

(応用神経科学者 青砥瑞人)