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日常生活に役立つ脳の知識

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日常生活に役立つ脳の知識についてまとめております。 学術論文や、第一線分野の人たちの知見をまとめたエビデンスベースの情報をご提供いたします。
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#仕事

【覚えておきたい!?日常生活に重要な3/60種類の脳内ホルモン】

セロトニン:幸福感
ノルアドレナリン:注意力、判断力
ドーパミン:やる気

『食事の栄養素(タンパク質、ビタミン、鉄・亜鉛、ミネラル、脂質)を元に、運動中や睡眠中に分泌される』

(心療内科医 姫野友美)

【100の意思決定をなくすための1つの意思決定をすることが成功への近道!?】

不完全な情報しかない状態で意思決定を迫られ続けると、
脳の処理能力に負荷がかかり、ミス率と諦める割合が高くなる

やらないこと等の原則を定めることで判断を減らすことができる

(ティム・フェリス)

【同時に集中できるリソースは私たちの中で限られている!?】

最初に提示された情報を処理するために「注意資源」が多く使われてしまい、
後続の情報の処理に必要な資源が足りなくなる
(資源剥奪モデル)

一方で、多くの不要な情報の中から脳が注意を振り分ける理論もある
(選択モデル)

【モチベーションを高めるため必要なドーパミンの知識】

モチベーションが高まるドーパミンが出る条件

-他者起点ではなく自分で目標を設定する
-ちょっと無理かなと思う課題を設定してそれを解決する
-相手を喜ばせる
-サプライズを受ける
-日付が変わるタイミング

(茂木健一郎)

【昼寝をするとパフォーマンスが上がる科学的理由とは!?】

NASAの研究結果によると、昼に26分間の睡眠をとることで
認知能力が34%、注意力が54%向上する

『昼寝を上手くとることで仕事の生産性が上がる』

(パワーナップ ジェームス・マース)

【大脳生理学に基づく自己分析で自分の利き脳がわかる?】

論理・理性脳:左大脳半球
堅実・計画脳:左側辺縁系
冒険・創造脳:右大脳半球
感覚・友好脳:右側辺縁系

『50以上の論文引用実績があり、仕事の適性を把握するのに役に立ちますね』

(ハーマンモデル ネッド・ハーマン)

【私たちがマルチタスクが苦手な理由】 人間の脳内には、情報を取捨選択するボトルネックがあるので 一度に複数の情報に触れても同時には処理することができない 感覚記憶から短期記憶の間にあるボトルネックは一つの情報の流れしか処理できない (ボトルネックモデル ブロードベント)

【人間の脳は努力できる脳と努力できない脳の2つがある】

人間の脳の構造は先天的に決まっている

-努力できる脳:報酬系を求める左線条体と前頭前皮質腹内側部が活発に働くが、損得感情を計算する島美質が不活発

-努力できない脳:上記と逆の働きをする

(ヴィンダービルト大学)

【高報酬と短時間睡眠と鬱の関係性とは!?】

報酬を受けとった時に神経細胞が発火する線条体を観察
(線条体は喜びを見出せなくなる無快感症に関係するという研究結果)

報酬への反応が強い人は睡眠不足による負の影響を受けにくい
という結果に

(デューク大学 アマド・ハリリ)