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日常生活に役立つ脳の知識

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日常生活に役立つ脳の知識についてまとめております。 学術論文や、第一線分野の人たちの知見をまとめたエビデンスベースの情報をご提供いたします。
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#いま私にできること

【覚えておきたい!?日常生活に重要な3/60種類の脳内ホルモン】

セロトニン:幸福感
ノルアドレナリン:注意力、判断力
ドーパミン:やる気

『食事の栄養素(タンパク質、ビタミン、鉄・亜鉛、ミネラル、脂質)を元に、運動中や睡眠中に分泌される』

(心療内科医 姫野友美)

【「特定」するほうが援助/サポートを受けやすい】

集団より個人ができる方が援助を受けやすい
統計データよりも顔や名前、その他の詳しい状況を知ることで人は動かされる

また、自分1人が行動を起こすことで相手を確実に救えるかどうかが判断のポイント

(身元のわかる犠牲者効果)

【コロナ禍で集中力を失っても自分を責めずに自分への共感の気持ちをもつことが大切】

継続的にストレスと不安を抱えている状況では、
脳が危険から身を守る衝動的な領域を優先するため、
集中や批判的な思考、決断を支援する脳の前頭前皮質が停止する

(エール大学 エイミー・アーンステン)

【極限の集中状態でストレスと失敗の恐れに打ち勝つ】

目標が明確で迅速なフィードバックがあり、
行動の機会(チャレンジ)と行動の能力(スキル)が釣り合っている時に
フローの状態に入る

『ストレスと退屈の合間が最高のパフォーマンスに』

(フロー状態 ミハイ・チクセントミハイ)

【使い方に気をつけたい?SNS依存のデメリット】

SNS上の価値観の似た者同士で交流し共感し合うことにより、
その集団に属する自分の意見が増幅・強化される
(エコーチェンバー現象)

SNSは長期にわたって過度に使うと、不安や鬱を引き起こす
(心理療法士 ジェニファーパーク)

【筋肉痛に似ている?脳疲労を解消するには?】

脳疲労は、脳に炎症(活性酸素)を蓄積している状態
「飽きる」「眠くなる」がサイン

■解消方法
-睡眠の質を上げる
-イミダペプチド(鶏胸肉/マグロ/カツオ)やクエン酸(柑橘系)を摂る
-瞑想、調身で呼吸を整える

(大島絵美)

【人間の脳は努力できる脳と努力できない脳の2つがある】 人間の脳の構造は先天的に決まっている -努力できる脳:報酬系を求める左線条体と前頭前皮質腹内側部が活発に働くが、損得感情を計算する島美質が不活発 -努力できない脳:上記と逆の働きをする (ヴィンダービルト大学)