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やさしい和菓子の世界〜外郎編〜

和菓子屋で10年の修行を経てお店を開いています

専門用語を使わずにわかりやすくざっくりと和菓子を解説してみようと思います。
※お店や職人さん、地域によって見解が違う場合もあります。

外郎(ういろう)と読みます

ういろうといえば名古屋が有名ですが山口県も有名ですね。材料が違うみたいなんですが今回の外郎は名古屋の方で説明しますね。

外郎は主に米粉と砂糖を蒸して作ります。これが基本です。

羊羹ようかんみたいに棒状になってるものとか中にあんが包まれていたりするものもあります。

材料が団子とほぼ同じなのですが団子よりは砂糖が入っているので少し柔らかめかな。

お店によって配合とか違うのでシンプルですけど味わい、食感、柔らかさなんか違いますよ。

名古屋に行った際には食べ比べてみてもいいかもしれません。色んな味もありますよ。

上生菓子としての外郎

練り切りと同じく茶席菓子としても使われる外郎ですが、こちらもお店によって違いますが米粉と砂糖のほかに、餅粉や小麦粉、葛粉なんかも入れたりします。

↓練り切りはこちら

棒状のものは流してそのままか、切るだけですが、こちらは成形しやすいようにするために配合が違います。

これも蒸してからあんをつつんで成形します。

外郎で作りました

↓伸ばして畳んで作ったりもします

全部外郎です。黄色のが畳んであります
こちらもどっちも外郎です

上生菓子とは簡単に言えば上等な生菓子ということです。

正式な茶席の上等なお菓子として使われるのでそう呼ばれていたりもします。

練り切りもそうですけどこれも手間かかりますよ〜お店に行ってみたらわかりますがお値段違いますから!

棒状の外郎もこちらの外郎もぜひ近くの和菓子屋さんに行って食べてみてくださいね〜!

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