育成におけるモヤモヤ

今日は、初めて仕事のことを書いてみようと思う。

NPOで人事を担当して今年で3年目になる。ド素人だったけど、一応責任者を任されている。

採用は、まだまだ試行錯誤しているけど、それなりに形になってきた。
うちで大切にしたい価値観や必須となるスキルや人間性を明確にして、それをどうやって判断するか。またうちのいいところを伝えるにはどうしたらいいか。そういうことを考えてすすめてきた。
新しい仲間を得る、ということはとても幸せなことで、人に関わる人事のなかで採用は一番ハッピーな場面だな、と思う。

育成は、正直言って難しいなと最近思っている。
私がインターンとして入ってきたときは、代表が直接話をしてくれて育ててくれた。
でも今、代表はそこまで時間がとれない。
だから、基本的なことは入社時に研修で学べるようにした。効率的になり、職場にとっても新入職員にとっても良いことだと信じていた。

でも。
研修があればあるほど、人は受け身になってしまう、ということが最近感じていること。
多分、研修のなかで、自分で取りに行くマインドが大事とか、そういう行動を促す仕掛けがなかったのもいけなかったんだとは思う。
結果的に、育成の仕事はいまやらなくて良い、と言われてしまった。

(きっと私の思い込みで、そんなふうに思う必要はないと思いたいけれど、)これまでやってきたことが無駄に思えて、ひどく空しくなった。
そして自分はすごく無能なんだと思う。

正直育成のあるべき姿は、まだよくわからない。
だからこそ、取り組みたいと思ったけど、仕事は趣味とか研究活動ではない。
最短で成果を出すこと。これに限るのに、諦めきれなくて、ぐじぐじと考えている。

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