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小説「彼女は狼の腹を撫でる~第19話・少女とペンギンの騎士と海の王者~」

大陸最南端の村【ムァグロトロ】は、未だ開拓事業の手が及ばない岩石砂漠を超えた先にある、文字通りの辺境の限界集落だ。
書類上の全人口11人、原住民の家族がふたつ計10人に宣教師がひとり。最近まで大陸南部開拓の最前線基地、開拓都市ワシュマイラから商人が訪れていたりもしたが、原住民の漁師たちが都会的な商人に感化されてそのまま移住、ひとり残った宣教師も故郷へと戻ってしまった。

住人がいなくては限界集落ですらないだろう、と思うかもしれないけど、住民がいないわけではない。なんせ建物があり、漁に出るための船があり、商人や変わり者の旅人たちを泊める宿があるのだ。
その設備一式をまるっと占拠したのが、ペンギンの騎士団。
その名の通り構成人員は9割以上がペンギン、残りはムァグロ旅団と呼ばれる海棲哺乳類で構成された突撃隊。

世界は広い。
元々群れで活動するペンギンが騎士団を形成していても、特段なにも不思議ではない。
いや、ほんとは少し不思議に思ってるけど。ペンギンのヒレみたいな翼で武装できるのかなとか、人語を喋ったりするのかなとか。
いきなり襲いかかったりしてきたらどうしようとか。

「ねえ、ペンギンに揉みくちゃにされたらどうしよう!?」
「なんだか楽しそうね……ペンギンにそこまではしゃげる能天気さが羨ましいわ」

隣を歩くファウストが、昼下がりの呆れた猫のような目で私を見上げてくる。
彼女は下宿での同居人で今回の旅の同伴者で天才美少女魔道士、小動物っぽい雰囲気を全身に纏った13歳。本人が動物っぽいせいか、あまり動物を見ても一喜一憂したりしない。ちなみに猫の魅力には、さすがに負けを認めざるを得ないらしい。なお犬とは今のところ引き分け。

そんな小動物系美少女からしたら、ペンギンは張り合う対象であって愛でる対象ではないのかもしれない。
それはそれで独りで楽しむから全然問題ないのだけど。
ペンギンの姿を想像して、先日ちょっとした戦いで負傷した指をわちゃわちゃと動かす。昔から怪我の治りが速いせい体質で、折れた指の骨もだいぶ元通りになりつつある。


私の名前はウルフリード・ブランシェット。16歳、狩狼官。失踪した母と実家から持ち出された狩狼道具を探している。
でも今は、そんなことよりペンギンを抱っこ出来るかどうかの方が重要だ。



「んあぁーーーーーー!!」

吻が槍のように鋭く伸びた魚の木像を飾るムァグロトロの門を潜り抜けると、胴の部分に筒状の板金鎧と頭に兜を装備したペンギンたちが、掛け声を上げながら村の路地を走り回っている。
ペンギンの騎士団をてっきり統率されたペンギンの群れ程度に思っていたけど、どうやら名前の通り騎士のように鎧兜で防御を固めたペンギンたちで、一部の小隊長格のペンギンはどうやって装備したのか、大型の盾をヒレに通して左右に持ち上げながら構えている。

「ニンゲンだ! ニンゲンだ!」
「ふははははは! 珍しいだろう!」
「ペンギンだって鎧を着てもよかろうなのだ!」

なに、このかわいい集団。
私は鎧兜のせいで随分と重たくなってるペンギンの騎士を抱きかかえて、ずんぐりむっくりのかわいい生き物をまじまじと観察してみる。

「無礼者め! 我らはただのペンギンではないぞ!」

憎まれ口を叩かれても全然許せる。これが人間相手だったら、今頃足が出ているところだ。
かわいさは偉大である。きっともっと罵られても笑顔で許してしまう。世の中の人間が全部ペンギンに置き換えられたら、世界はあっという間に平和になってしまうことだろう。

「ぺぇーん!」

路地の向こうから私めがけて、小さくて丸いだけの生き物が地面を滑りながら飛んでくる。ペンギンの騎士の筒状の鎧は、お腹の滑走能力を損なわないため、金属で覆われているのは荒れた悪路でも怪我をしないためにそうなっている。おそらくそうに違いない。

私はぶつかられた衝撃でごろごろと地面を転がりながら、抱きかかえたペンギンが怪我しないようにひょいっと路地の脇に放り出す。
そのまま建物の壁にぶつかる瞬間に受け身を取って、即座に顔を上げると、ひときわ豪華な鎧を見に纏ったペンギンの騎士が、ヒレを上下に振り回しながら立ちはだかっていた。

「我が名はアデリー・フンボルト! ペンギンの騎士団の騎士団長であーる!」
「めちゃくちゃかわいいのであーる!」
「この村に永住しそうな勢いね……」

アデリー・フンボルトを正面から抱え上げて、ふらふらと左右に揺らす。この偉そうなペンギンめ、一生抱っこの刑に処してやるのであーる。
ファウストが完全にあきれ果てているけど、かわいいものは仕方ない。人間という生き物は、かわいい動物を見かけると触れ合いたくなるものだし、それが自分より大きいと抱き着きたいに変わり、自分より小さければ抱えたいとなるのは自然な流れなのだ。

「ええい、離すのだ! 我は忙しいのである!」
「ウル、離してあげなさい」
「えー! こんなにかわいいのに」

アデリー・フンボルトを地面に下ろすと、ぶるぶると全身を左右に揺らして、短いヒレを器用に伸ばしてズレた兜の位置を直す。部下から右のヒレに大盾を嵌めてもらい、左のヒレにそれぞれ長さの異なる槍のような2本の角のついた籠手を着けさせて、槍を掲げて姿勢を整える。


【スピア・アスリット】
左腕用の大型の籠手に、槍のように長い2本の角を発射する機構を加えた突撃用装備。


母が持ち出したブランシェット家の狩狼道具のひとつで、貫通力に非常に優れた武器だ。硬い毛と分厚い脂肪を蓄えた大型の獣でも正面から撃ち抜く貫通力は、近距離から放てば石壁や鉄張りの船舷を穿つほどの破壊力を発揮する。

どうやら先だって手に入れた情報通り、母が最南端の地に訪れたのは本当のようだ。
回収するべきなのだろうけど、籠手を構えているアデリー・フンボルトがかわい過ぎるので、見逃してもきっと許してもらえると思う。誰に? 実家のばあさんは無理だろうから、神とかそういう存在に。

「ところで旅人、貴様たちも海獣レースに参加しに来たのであるか?」
「なにその面白そうなの?」

海獣レースは文字通り、鯨や海豚などの海棲の哺乳類に乗って競争するものだ。
優勝者はその後1年間、このムァグロトロに駐留する騎士団の団長となることが認められ、拠点であり最も立派な建物である村の中央の大聖堂、と称するごく普通のありふれた教会への居住を許される。
前年の優勝者がアデリー・フンボルトであり、セイウチの騎士団からペンギンの騎士団へと名前を改めたそうだ。
セイウチの騎士団とペンギンの騎士団だったら、比べるまでもなく後者の方が魅力的だ。セイウチはちょっと怖い。

ちなみに元々暮らしていた住民たちの移住理由は、商人たちに感化されたこともあるけど、どちらかというとペンギンの縄張り拡大を防げず半ば追い出す形で乗っ取ったから、とペンギンの騎士は語る。
元々たいした人数も暮していない辺鄙な土地だったので、ワシュマイラからも砂漠の原住民からも放置されて、現在のペンギンの楽園へとあっという間に様変わりした。

「今回はペンギンの騎士団長アデリー・フンボルト殿と、昨年団長の座を奪われた海の元王者、ムァグロ旅団の団長ダブルトゥース殿の激しい争いが予想されてるのだ!」
「ちなみに倍率はアデリー・フンボルト殿が鯵3匹、ダブルトゥース殿が鯵2匹で、ムァグロ旅団側が有利と思われてるのだ!」
「ニンゲンたちも鯵を賭けていくのだ!」
「がっぽり賭けてごちそう三昧なのだ!」
「参加してもいいぞ! 勝てば騎士団の名前を好きに変えられるのだ!」

ペンギンたちがヒレをバタバタさせながら説明してくれる。
どうやらペンギンたちは俗っぽく賭け事もするし、面白ければ人間の参加も認める。人間よりも人間のような、自由かつ秩序立った暮らしを送っているようだ。

私も参加して、ウルフリード騎士団に改名させようかな。

「ねえ、ウル。まさかウルフリード騎士団に改名させようとか考えてないよね?」
「ファウストも参加して、ファウスト騎士団を目指してもいいと思うけど」

私の返事にファウストが呆れた溜息を吐き、猫のような瞳をじろりと上げた。



第18回ムァグロトロ海獣レース。
コースはムァグロトロ桟橋から対岸のペントン島、そこで浜辺に突き立てられた旗を手にして折り返しで戻ってきて、浜辺で旗を掲げた者が勝利するというもの。海路と橋のふたつの道があり、ペンギンたちは当然海路を進んだ方が速いが、海での活動に適していない者は橋の上を選ばざるを得ない。
どの道を選ぶにせよ、海獣に騎乗しているという条件が必須であり、自らの脚や泳ぎで進むのは反則と見なされ、その場で失格となる。

競技用の海獣は1000ハンパート、800ハンパート、500ハンパート、300ハンパート、無料の水牛の5種類が貸し出されていて、無料のアザラシ以外はすべて海豚だ。
ちなみに100ハンパートが喫茶店の珈琲代くらいなので、値段としてはそんなに高くない。誰でも参加しやすいようにという配慮なのか、それとも滅多に貨幣の使われないムァグロトロの物価が極端に安いのかはわからないけど、私のような貧乏な旅人にはありがたい値段設定だ。
もちろん自前で用意した海獣での参加も可能で、優勝候補は高速で泳ぐ鯨や海豚に乗る場合が多い。


「んあぁーーーーー! 今回の参加者はこいつらだーーーー!」

前回の覇者、ペンギンの騎士アデリー・フンボルト。爆速仕様に鍛え上げた海豚に乗っての参戦。倍率は鯵3匹。
対するは海の元王者、ムァグロ旅団の団長ダブルトゥース。鋭い牙を携えたセイウチに乗ってのダブルセイウチ戦法での弐撃必殺の力勝負を狙っている。倍率は鯵2匹。
次にペンギンの騎士ジェンツー。小回りの利くハンマーヘッドシャークで勝機を窺う。倍率は鯵7匹。
同じくペンギンの女騎士ケープ。持久力に優れる巨大海水金魚で漁夫の利をかっさらう。倍率は鯵10匹。
同じくペンギンの騎士マゼラン。まさかの巨大蟹での参戦。鋏で捕まえれば勝機は十分だ。倍率は鯵12匹。

そして――

「まさかの人間の参戦! 狩狼官ウルフリード・ブランシェット! まさかの無料の水牛での参戦、倍率は鯵35匹。本当にやる気はあるのかぁーーーー!?」

昔話でもこう云われている、足の速いダチョウが余裕の姿勢で快調に岸壁の下を進んでいたら、落石に巻き込まれて負傷して、その隙に10倍以上足の遅いヤマシギが余裕綽々で勝利する。
つまり足の速い奴が危険に巻き込まれている間に、足が遅くとも確実に危険を避けて勝利を奪う。戦いとは常にそういうものなのである。
今日の私は『ダチョウとヤマシギ』のヤマシギなのだ。

「さらにもうひとり、人間の参戦だー! 自称天才美少女魔道士ファウスト・グレムナード! 自前の悪魔に乗っての参戦、倍率はなんと鯵2匹! 悪魔の力で優勝を奪ってしまうのかぁーーー!?」

ファウストも流れで参戦するらしく、ササラモサラという宙に浮かぶ滅茶苦茶なパイプオルガンのような姿の悪魔に跨っている。
この悪魔はぐちゃぐちゃに並んだ鉄筒が火砲になっていて、長距離を広範囲に攻撃出来る。非道な手段を躊躇しなければ、優勝も容易いだろうけど、ペンギン相手にそんなことされたら一生喧嘩してしまいそうだ。

「さあ、選手宣誓の時間だー! 前回の覇者アデリー・フンボルト殿!」

実況のペンギンたちが大声で、幼児の落書きみたいな海獣の描かれた金色の塊を手にしたアデリー・フンボルトを呼び込む。
どうやら優勝杯のつもりらしい。細かいところまでいちいちかわいいペンギンたちめ。

「宣誓! 我々は騎士道精神に則り、どんな手段を使ってでも勝つことを誓うのである! どんな手段を使ってでも勝つのであーる!」
どうやらどんな手段を用いても勝てばいいようだ。確かにその通りだ。正義が勝つのではない、いつの時代も勝者が正義なのだ。


教会からリンゴンと開始の鐘が鳴る。
その瞬間、ペンギンたち目掛けてムァグロ旅団のセイウチたちが、大量の鯵を撒き散らす。
んあぁーと鳴きながら鯵に群がるペンギンたち、騎士といっても所詮はペンギンである。

さらにひとり先んじたダブルトゥースを、海中に潜んでいたペンギンたちがロープを投げつけて、器用に2本の牙に絡みつかせる。ぬがぁーと叫びながらヒレをバタバタさせるダブルトゥース、元王者といっても所詮はセイウチである。

ファウストはというと、悪魔の姿に驚いた巨大蟹が振り上げた鋏に捕まり、そのまま浜辺へと投げ出されて砂に上半身を埋めて、悪魔と巨大蟹が共に主無き戦いを繰り広げている。所詮は悪魔である。

やはり急がば回れ、残り物には福がある、ダチョウとヤマシギである。
潰し合うペンギンたちとセイウチたちを横目に、優雅にのんびりと水牛で進む。まるで勝者の凱旋であるかのように優雅に水牛を進めていると、カチリという音と共に瞬く間に橋板の下から爆発が起こり、数メートルに渡って橋が大きく歪む。

「嘘でしょ!?」

用意周到なペンギンたちは地雷を仕掛けていたのだ。どんな手段を使ってでも勝つ、という宣言通りだ。
水牛は怪我こそしないものの、1段も2段も低い位置に落とされてしまい、これ以上進めそうにない。

「おーっと、大穴ウルフリード・ブランシェット! 15メートル地点で脱落だー!」

私は爆発の瞬間、水牛のから大きく後方へと跳んでいたため水没は免れたが、それにしても酷い罠だ。こんな寒い地域の海に落とされたら低体温症で死んでしまうところだった。
ペンギンの仕出かしたことだから全部許すけども。

「おあぁーーーーーーーー! やはり勝利は我が手にあり!」

大量の鯵を食べ終えたアデリー・フンボルトが爆速仕様の海豚に乗り、通常の数倍の速度で海面を切り裂くように海を駆けていく。
あっという間に姿が見えなくなったかと思うと、あっと2度いう間に旗を手にして戻ってくる。

しかし狙い澄ましたかのように、ロープを引きちぎったダブルトゥースが立ち塞がって、速すぎてほぼほぼ真っ直ぐにしか進めない海豚の上の宿敵に向かって、思い切り櫂のような大きなヒレを振り回す。
ペェーンという音と共に、旗を上空に放りながら海の彼方へと吹き飛ばされるアデリー・フンボルト。

「んあぁーーーーーーー………………」

「おでの勝ぢだ! 今回はおでの勝ぢだ、おでは2回も負げねえだ!」

ダブルトゥースが旗に向けてヒレを伸ばし、勝利が決したと誰もが思ったその瞬間、巨大蟹に胴を挟まれて悲鳴を上げるササラモサラの全鉄筒から轟音と火炎が噴き出して、辺りを滅茶苦茶に吹き飛ばしていく。
上空へと吹き飛ばされるダブルトゥース、海中や村の中に逃げる観客たち、こんがりと焼けた巨大蟹と金魚とハンマーヘッドシャーク。

そして爆発に巻き込まれた旗の行方はというと――


「いたたたたた……もう服が砂まみれじゃない! あれ? なにこれ?」
砂から上半身を引き抜いたファウストの目の前に突き立てられた旗。その浜辺は偶然にも海獣レースの終着点。
ファウストは旗を手に握って、一瞬頭上へと掲げるように持ち上げる。

「おあぁーーーーー! 勝者はファウスト・グレムナード! まさかの伏兵! 早々に脱落したと思われた伏兵が、悪魔のような手段で勝利を奪い取ったのだーーーー!!」

実況のペンギンの絶叫の直後、旗は八つ当たりのようにササラモサラの鉄筒へと放り込まれたが、最後に浜辺で旗を掲げた者が勝利者であるという決まりだ。


第18回ムァグロトロ海獣レースは、優勝者ファウスト・グレムナードという結末で幕を閉じ、ペンギンの騎士団は【ファウストとその他海の生き物ども騎士団】へと名前を変えたのであった。



「で、騎士団長になった気分はどう?」
「どうもないわよ、なんでちょっと悔しそうなのよ……」
私は口を尖らせて、小さな猫みたいな騎士団長の前でペンギンで抱えている。
騎士団長になれたら一生ペンギンの楽園で暮らせるのに、ファウストはすぐにワシュマイラに戻り、普段私たちの暮らす自由都市ノルシュトロムに帰るという。

確かにこのままムァグロトロにいても、母の手掛かりは見つかりそうにない。一度帰るのも確かに、停滞ではあるが選ぶべき選択肢のひとつだと思う。

「それなら我らが爆速艇を手配してやるのである!」
「通常の高速艇の10倍の速度なのだ!」
「ワシュマイラなど、飯食って一眠りしている間に到着なのだ!」

アデリー・フンボルト元騎士団長とペンギンの騎士たちが、なにやらすごい速い高速艇を手配してくれるという。
乗り合い馬車と徒歩で数日かけた距離を戻るのは大変だ。ここはペンギンたちの好意に甘えるとしようじゃないか。


ちなみに爆速艇だが、船頭のペンギンが極度の方向音痴だったために、私たちが客室で寝転んでいる間にワシュマイラと全く違う方向へと進んでいたのは、それこそ目を覚ましてから知ったことだ。



今回の回収物
・スピア・アスリット
槍のような長い角を発射する突撃用の籠手装備。青色。
アスリットは古代の衝角アスリット・ラムから。
威力:B 射程:B 速度:C 防御:― 弾数:2 追加:貫通


(続く)


(U'ᄌ')U'ᄌ')U'ᄌ')

狩狼官の少女のお話、第19話です。
いわゆるほのぼのどっかんペンギン回ですね。そんなジャンルがあるのか知りませんけど。

本編では詳しく描写しなかった爆速艇ですが、爆速仕様に鍛え上げられた海豚の群れで漁船を無理やり引っ張るというもので、ペンギンの船頭マカロニ・ヒゲが操ります。
マカロニ・ヒゲはカイゼル髭の生えたペンギンで、髭で方向感覚を補っているのですが、濡れると駄目になるので海の上では基本役立たずなのです。
以上、余談でした。

次回もお付き合いいただければ、ありがたもにょもにょぺんぺん。