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小説「彼女は狼の腹を撫でる~第8話・少女と山賊とモチペッタン~」

昔から森の中は危険が多いという。
町から離れた森で暮らすばあさんの家を訪ねた少女が狼に襲われた、なんて話もある。
狼でなくても、野犬、蜂、蛇、野生動物、怪我、毒キノコ、遭難、深い森の中は危険が、それこそ地面に落ちた木の実の数ほど多い。

しかしだ、こんなものに遭遇するとは、さすがの私も思ってもみなかった。

太鼓の音がドンドンカララと小気味よく、しかし力強く鳴り響く。
目の前では杵を抱えた肉の塊のような女が、力強く『よいしょー!』と喚きながら、目の前の臼に向かって振り下ろし続けている。
その周りでは、地面にべったりと足をつけ、膝を曲げて腰を落とした全身の肉量の多い女たちが、両手を左右交互に突き出しながら、掛け声と共にぐるぐると円を描くように回っている。

「どっせーい! どっせーい!」

一体全体これは何なのか……?

私はなんか怖いという感情を胸の奥で震わせながら、頭上に生い茂った背の高い樹木の群れに目を向ける。
空は透き通るような晴天、だけど地面では意味の解らない謎の儀式。
私はタヌキにでも化かされているような気持になって、なにもかも諦めたように嘆息した。


・・・・・・


話は少し前に遡る。

私たちはタヌチャッチャ地方にある大森林の中を彷徨っていた。
タヌチャッチャ大森林は大陸5大都市のひとつ、自由都市ノルシュトロムから大陸横断鉄道で丸2日の位置にあり、元々はタヌキの一大生息地。名前のタヌチャッチャも、それに関して付けられた名前だと思う。
現在はサキガケという半人半獣の遥か東方からの移住者たちが住みつき、来訪者を相手に樹海探索ツアーを催したりしていて、徐々にではあるが観光地或いは自然保護地区としての様相を呈している。

そこに母が実家から持ち出した狩狼道具があると聞き、私、ウルフリード・ブランシェットは元騎士の青年レイル・ド・ロウンと共に訪れ、1時間足らず前に回収を果たしたのだが――

どういうわけか右を見ても左を見ても鬱蒼とした森。
予定ではとっくに遊歩道に出て、駅舎への道を歩いているはずだったのだけど、歩けども歩けどもそれらしき道は現れず、そろそろ木の上にでも登って、周囲の地形を確認したくなる状況にある。
つまり迷子、深刻度を増す言葉に置き換えると遭難、とにかく困っているわけだ。

「まるでタヌキにでも化かされてるみたいだな」
「え? タヌキって人を化かすの?」

タヌキがそんな魔道士みたいな力を持ってるとは思えないけど、世の中には狼や蛇の姿をした悪魔もいるし、半人半獣の元人間もいる。タヌキのような小さなモフモフした動物が、人間を騙せるような特殊能力を思っていても、あまり不思議ではない。
「そうか、タヌキも侮れないね」
「真面目に受け止めてるところ悪いが、ただの例えだぞ」
うん? もしかして私、今騙されてた?

「え? レイルってタヌキだったの?」
「俺は人間だが?」
それもそうか。全然モフモフしてないし、体つきもがっちりとして筋肉質だ。タヌキが化けているにしても、タヌキ要素が少なすぎる。

別にタヌキに化けててほしいわけでもないけど、なんだか少し落胆した気持ちで溜息を吐いていると、森の向こうから地面を響かせるような、ドォーン、ドォーンという音が流れてくる。
それに続いて、しゃがれた老婆のような声が大小高低幾つも混ざり合って、微かにではあるけど聞えてくる。

「……人、だと思う?」
「そうだといいが、もしかしたら鳥や猿かもな。でも行ってみる価値はあると思うぞ」

どのみちここで当てもなく歩き続けても、状況は変わらないかもしれない。
だったら音の方向に向かって進んだ方が助かる可能性は高い。

いざとなったら適当な高さの木に登って、木の上を伝って移動してしまえばいいし。


ドォーンと響く音が次第に大きく強くなる。
地面はいつの間にか、なだらかにだけど確実に下り坂となり、大きめの川を挟んで向こうに集落が見える。さらに向こうは平原、その更に向こうを汽車が走っている。
私たちの選んだ選択肢は間違ってはいなかった。
どうやら迷いやすい範囲を抜けて、森と隣接する集落のすぐそばにまで出てこれたようだ。

「出てこれたはいいけど、なんか妙なところだね」

そう、妙なのだ。妙というのは、まさに集落の雰囲気とか建物の作りや住民であろう人々が妙なわけで、まず集落の中心に巨大な盛り土をして周囲よりも高くなった、頂点が平たい台座のような形の隆起があり、その上にはぐるっと円を描くように伸びる巨大な綱の、上下に分けた下半分が埋められている。
その四方には太い巨木が天を突かんとばかりに育ち、巨木同士を鮮やかな極彩色の幕で結び、更にその上に三角形の屋根が乗っている。

円の中では性別が判別しがたいくらいに肉厚な、おそらく女だと思われる肉の塊がふたり、両手をぶつけ合って戦っている。
円の外には審判らしき者、そのさらに外にある下の地面では棍棒のようなものを両手に持った肉の塊が、鳴らす部位を横にした太鼓を叩きながら、時折その縁を小突いて甲高い音を響かせる。

なるほど、この場所は闘技場なのだ。
なんであんなにでかい人たちが殴り合ってるのかわからないけど、あんな体格で色々不便なんじゃないかと思うけど、とにかくそういう人たちが戦う場所らしい。

「すごいな、牛とでもぶつかり合えそうだ」
「当たり屋やったら、逆に罰金払わされそうだね」

などと私たちが呑気に見物していると、川の向こうからバシャバシャと水を掻き分けながら、肉の塊が群れを成して迫ってくる。
なにを呼び掛けてくるわけでもなく、ただひたすらに『オトコ、オトコ』と連呼し、私の横を素通りしてレイルに掴みかかり、数人がかりで頭上に抱え上げて、腕を振り回して抗うレイルを意に介さず川へと戻っていく。

だが、勝手に連れて行かれると私が困る。
帰りの汽車代は彼が持っているのだ。せめてお金だけでも置いていってくれないと。

「待って!」
「安心しな、細く小さく薄い豆苗みたいな女。私らが用があるのは連れの男だけ、あんたには危害は加えないよ」
そういう問題ではない。勝手に汽車代を持っていかれては困るのだ。
私は普段は出さないような、腹の底から湧き出る大声を外に放って、肉塊軍団を引き留める。

「せめて! せめて汽車代だけでも置いていって!」

「おい! 俺の心配もしろ!」
レイルの叫び声が川の上を風のように駆け抜けた。



「失礼をしたね。久しぶりに男を見たものだから、つい先走っちまった」
肉塊軍団のリーダー格らしき巨体の女が深々と頭を下げる。
180センチを超すレイルをさらに上回る長身に、でっぷりと必要以上に着いた全身の脂肪。けれど、ただ無意味に肥え太っているわけではなく、脂肪と骨の間には鍛えられた筋肉の鎧があるらしい。

彼女の名前はドス・クォーイ。
スマイトラシムと呼ばれるタヌチャッチャ地方の女戦士で、時々さっきのように旅の男を捕まえて、子種を搾り取っているとのことだ。

「……そんな山賊みたいなことしなくても」
「そうは言うけどね、細く小さく薄い豆苗みたいな女。大抵の男は軟弱で、あんたのような小さくて細くてかわいらしい、いわゆるザ・女子みたいな見た目の女が好みなんだよ。胸は圧倒的に足りないけど」
私が世間一般のかわいいに当て嵌まるかどうかはさておき、確かに彼女と私では体格は違いすぎる。150センチと少しの私とでは、そこら辺の大人と子どもよりも対格差が大きい。
家に帰ってこんな巨体がいたら、なんていうか邪魔だろうなとは思う。狭い廊下とか通る時なんか特に。
あと胸が圧倒的に足りないのは余計なお世話だ。

「しかも私らの村には男がひとりもいない。どいつもこいつも私らに恐れをなして、町のほうに逃げちまったからね」
ドス・クォーイが徹底的に鍛えすぎて、肉付きの割に角張った拳を振るう。
この拳にこのサイズ、逃げたくなる気持ちもわかる。だって上に乗られたら腰の骨とか簡単に踏み折られそうだから。

「でだ、私らは子孫繁栄のために子種が必要だ。男は別にいらない、必要なのは種だけだ。そういうわけで、あんたの恋人を今日だけでも借りてえのさ」
恋人? そんなものはいないけど?
もしかしてレイルのことを指しているのだろうか。私たちはそんな関係ではないし、まったくそういう感情はない。それに16歳になってそう月日も経っていない私とは、10歳も離れているのだ。それだけ年の離れた小娘に入れ込むような大人がいたら、なにかの病気を患っているか、或いは病気同然の特殊性壁の持ち主だ。

「俺たちは恋人じゃないが、かといってお前らには抱かれないぞ」
どうやら特殊性壁ではないけど、巨体好きというわけでもないらしい。
まあ、初対面でも女なら誰でも構わない、などという、それはそれで病気の疑いのある男と同行するなんて危険すぎるから、私としてもありがたいことだ。

「ところで、さっきから気になってるんだけど、何故みんなしてそんな体格なの?」
ひとりだけなら個性といえるけど、この村に住む全員が肉塊体型だと、それは意図的にそうしているのだろう。だけどその意図が正直よくわからない。
「そんなの決まってる。私らが男女平等主義者だからさ」
「どういうこと?」


男女平等主義は昔からある主義主張のひとつだ。
改めて説明するまでもないけど、簡潔にいうと男女を同じように扱えという主張で、例えば家事の分担や一部の職業選択など、まあそうだなあと思う点もあれば、例えば工事とか警備とか、体格や腕力を考えるとそれは無理だろうと思わせるところもある。
そんな机上の空論でしかない男女平等主義に挑戦状を叩きつけたのが、彼女たちスマイトラシムだ。

同身長同体重であれば埋めがたい身体能力差がある男女の性差を、より大きな体格で上回って潰してしまおうという思想の下、朝から胃がはち切れんばかりに食べ、しばらく眠り、血反吐が出るまで鍛え、また腹いっぱい食べて、しばらく眠り、血反吐が出るまで鍛え、夜になったら腹いっぱい食べて眠る。
それを毎日繰り返し、食事量と運動量を増やしながら体を育て、数年に渡る過酷な鍛錬を経て、強靭な筋肉の鎧と分厚い脂肪の装甲を手に入れる。

攻撃力も防御力も、生まれ持った差や素質はあるとはいえ、決定的に差をつける要素は筋肉量と体重、そして強さと重さを無駄なく伝える技術だ。
体重80キロの男が相手でも、大きく上回る体重があり、重さをしっかり伝える打撃を習得すれば勝てない話ではない。
そういう理屈だ。

確かに理屈としては正しい。
私の実家、ブランシェット家の歴史の中には、娘を産んだ後にそういう鍛え方をした者もいた。体が重くなりすぎて持久力に難があるのと、体格が大きくなりすぎて目立ってしまうということで、間違った鍛え方として伝わっているけれど。


「そして私ら女たちは、当時村で幅を利かせていた軟弱野郎をぶっ飛ばして、強い女だけの村を作ったのさ。正々堂々と素手で平等に殴り合って、ひょろい野郎共の骨を2本3本叩き折ってやって村を支配した。鍛えるのなんてやろうと思えば誰でも出来るんだ、悔しかったら食って鍛えて、でかくなってリベンジしに来たらいいのさ」
ドス・クォーイは意気揚々と村の歴史を語り、手に入れた力を誇示するように、リンゴを力任せに握り潰す。
多分勢いだけでやってるんだろうけど、逆らうとこうだぞって脅されているようで、正直あまり気分のいい動作ではない。

「それでだ。話は戻るけど、もし男を渡さなかったら、こうなる覚悟はあるんだろうね!? ええっ!?」
目の前で、改めてリンゴが握り潰される。やはり先程の握り潰しは勢いだけでやっていたようだけど、だったら別に潰れたリンゴを摘まみ上げるなりすればいいのに。もったいない。
「どうなんだい!? 渡すかボコられるか、はっきりしな!」
言動は完全に山賊のそれ。リンゴを無駄に潰すのにも納得だ。

さて、どうするか。
山賊に話が通じるとは思えない。かといって力で乗り切ろうにも体格差が大きすぎる。
狩狼道具の中には火器も刃物もあるから、そういう正々堂々と対極にある手段を使えば勝てる可能性も十二分にある。
或いは素直にレイルを差し出して、私だけ見逃してもらうか。

私はリスクと道徳心と戦力、ありとあらゆる要素を天秤に乗せて、
「じゃあ、あとは好きなように」
「おい!」
あっさりとレイルを差し出すことにした。

「でもだよ、山賊とはいえ見ず知らずの人をぶちのめすのは、ちょっと……」
「私をぶちのめすだとぉ!? そんなガリガリチビで胸もねえ豆苗みたいなナリで!」
誰が豆苗ガリガリチビの胸無しだ、この巨大贅肉トド饅頭め。
贅肉モンスター集合体は余程プライドが傷ついたのか、今すぐ土俵に上がれと叫ぶ。土俵というのは村の中心にある、土で盛った台の上の円形のリングのことらしい。極太巨大芋虫みたいな指で指し示してるから、おそらく間違いないと思う。

こうなったら仕方ない。卑怯な手段でとっとと勝ってしまおう。


ウルフリード・ブランシェット。16歳、狩狼官。152センチ、44キロ。胸薄。
ドス・クォーイ。32歳、多分だけど山賊。189センチ、207キロ。トド饅頭。


リングの上に足を踏み入れた私は、すぐさま狩狼道具を展開する。
ブランシェット家の狩狼道具は、平時は腕輪や手の平サイズに収納できる――理屈はわからないけど、世の中の大抵のことは実は仕組みがわかってないので、そういうものだと無理矢理に納得させている。
展開した狩狼道具はブラッドハウンドS型とグレイハウンドT型。それぞれ照明弾と小型榴弾を発射する、サブウェポン的な役割を果たす使い慣れた道具だ。
もちろん生身の人間に使っていい代物ではないけれど、真っ向から素手で殴り合えば、秒殺されてしまうのは私の方だ。

強き肉の塊よ、卑怯と思うのなら、そうさせてしまう自分の体格を呪うがいい。

巨大肉壁女がリングの円内に足を踏み入れた瞬間、その頭上に向けて榴弾を、眼前に向けて複数の照明弾を同時に放ち、1秒後には爆発を伴う破壊へと変わり、派手な音を立てて落ちる屋根と燃える幕と、強烈な光とで巨体贅肉饅頭を驚愕させる。
視界を奪われた軽め焦げ饅頭は、炎と音に慌ててリングの外へと飛び出して、そのままゴロゴロと落石のように転がり落ち、文字通り瞬く間に勝敗は決した。
人生は転がる石のようなもの、とは誰が言った言葉だったか。今まさに肉焦がし脂肪球は、転がる焼け石となったのだ。

さすがに人死には牛脂の直食い以上に後味が悪いので、直撃は避けて驚かせる程度に留めた。これは私なりの優しさのつもり。
願わくば山賊なんてやめて、そういう大きな肉が趣味の男と出会うといい。

「この、卑怯者が!」
軽く焼け焦げた贅肉が下から叫んでいる。
「さっき教えてくれたよね。倒した男たちは、悔しかったら食って鍛えて、でかくなってリベンジしに来たらいいって。一緒だよ、悔しかったら武器を抱えてリベンジしに来い! ただしその時は、こっちも容赦なく命を奪うけどね!」

私は親指を下に向けて、彼女たちの理屈を引っ張り出して啖呵を切る。
本当のところ、絶対来ないで欲しいし、二度と会いたくもないけれど。


・・・・・・


それが事の顛末である。

太鼓の音がドンドンカララと小気味よく、しかし力強く鳴り響く。
目の前では杵を抱えた肉の塊のような女が、力強く『よいしょー!』と喚きながら、目の前の臼に向かって振り下ろし続けている。
その周りでは、地面にべったりと足をつけ、膝を曲げて腰を落とした全身の肉量の多い女たちが、両手を左右交互に突き出しながら、掛け声と共にぐるぐると円を描くように回っている。

「おい、食ってるか!? もっと食べないと、いい女にはなれねえぞ!」

ドス・クォーイは敗北したからか啖呵が効いたのか、なぜか私のことを気に入ったようで、餅という特別な品種の米を蒸してから杵でついて、粘り気を引き出して丸めた郷土料理を振る舞うと提案してきた。
そして偶然にも餅をついている臼と杵は、私の母が持ち出した狩狼道具のひとつで、円形の筒で相手を拘束してハンマーで頭を上から叩き割る、というものだ。

もしかしたら彼女たちに鍛え方を提案したのも、母だったのかもしれない。

ペッタンペッタンと小気味よく餅をつく音が聞こえる。
私たちは土産に餅を貰って、大陸横断鉄道に乗る予定だ。餅は出来立てのものに醤油をかけて食べても旨いし、冷めたものを焼いたり揚げたりしても美味しいそうだ。
それと狩狼道具だけど――


「その臼と杵、母が持ち出したものと似てるの。戦利品として貰っていくね」
「はぁ!? ふざけんなよ、この豆苗女!」
「えー? でっかい図体してて男よりも男らしいくせに、そんな潔くないこと言っちゃうんだ?」

勝利者特権を最大限に使って、半ば強引に貰ったのだ。



「一時はどうなるかと思った」
汽車のシートに腰かけて、レイルが眉間に力を入れた顔で餅を齧っている。
さすがに今回は悪いことをした。悪いことというか、薄情なことだけど、どっちみち気のいいものではないだろう。

「ごめんって」
「いや、怒ってない。10歳も下の女の子に助けられた自分が、正直ちょっと情けないだけで」

レイルがそれだけ断りを入れて、また黙り込んで餅を齧る。
私も隣に腰かけて、醤油をつけた餅を齧ってみる。
にゅーっと伸びる食感が面白くて、しかも美味しい。その食感の不思議な愉快さに、思わず笑みをこぼす。
落ち込んでいたレイルも、なにか観念したのか、仕方なしに笑みを浮かべたのだった。

でもお年寄りが食べたら喉に詰まりそうで危ないな、餅は。


ちなみにドス・クォーイだけど、数日後、ノルシュトロムまで私を訪ねようと駅に行ったけど、改札口を通れずに挟まって抜けなくなったのは、特に語る必要もない馬鹿げた話だ。



今回の回収物
・ペッタンSR
相手を閉じ込める筒状の装甲と軽量のブーストハンマー。白の臼と赤色の杵。
SRはスチームドライス(お餅)のこと。
威力:B 射程:C 速度:B 防御:― 弾数:5 追加:拘束


(続く)


(U'ᄌ')U'ᄌ')U'ᄌ')

狩狼官の少女のお話、第8話です。
おまけ話的な感じで短く簡潔な話を書こうとしたら、本編とそう変わらない分量になったので驚いてます。膨らんだお米みたいなものですね。

餅つきの話を出したものの、作中時間は全然夏(7月下旬か8月初旬くらい)なので、全然お餅の季節じゃないけど、鉄は熱いうちに打て、餅は熱いうちにつけ、という言葉があるように、まあ餅っとくかーって感じで餅っておきました。

今年はまだお餅を食べてません。


次回もお付き合いくださいですです。