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川歩きはとても楽しい

台風直撃と聞いていた三連休は、思いの外良い天候に恵まれました。
日曜日、部屋の片付けを終え必要に迫られる用事がなくなった私は、いつものようにPCで近くの川を検索していました。実はとっても京都鴨川気分だったんですけれども、鴨川に行くとお散歩じゃなくむしろ買い物に走ってしまいそうだし、何より京都はちょっと遠い。そもそも、あんまり疲れたくないのが本音。
PCとにらめっこを続けていたら、ふと宇治川に目が留まりました。
そう言えば宇治って、しばらく行ってない……

鴨川目指すよりはまだ大阪に近い気がしたんです。
私は深く良く考えずに京阪電車に乗りました。ところが京阪はずいぶんな間引き運転の最中だったのですね。なかなか思うように先に進めなくて、結局私は宇治まで行かずに中書島という、京阪宇治線が延びている始発の駅で降りました。
目的地は宇治という土地じゃなく宇治川だったし。とりあえず宇治川沿いを歩けたら私の願いは叶います。

結果的に、中書島下車で大正解でした。
全然予想してなかったけど、ここ「伏見港」という、桃山時代から明治あたりまでに栄えていた大阪と京都を結ぶ水運の大拠点だったみたいで、川は川なんですけどもの凄く人の手が入っていて複雑な造りになっていたんです。
私、川の上に架かっている橋が三叉路になってるのなんか、初めて見ましたよ! しかも橋の多いこと! 昔から対岸を行き来している人が多かったことがうかがえます。

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今では機能を失っているらしいですけど、雰囲気ありますよね。
中書島の隣の駅は伏見桃山で、新撰組とか坂本龍馬にゆかりの場所が多いし、並びで確か月桂冠の施設もあったはず。
でも、この日私は観光客っぽい人とはすれ違いませんでしたよ。写真の中で川辺に人が歩いている様子が映り込んでいますが、釣り道具を持った近所の人が大多数でした。

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本当に緑豊かで気持ち良かったです。
近隣の人たちがとても手をかけて整えているのだろうと感じました。あちこちで色鮮やかな花も咲いていて、中にはこういう場所もありました。

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この木、桜だと思います。春になったらどんなに素敵なことになるんでしょうか。春にもこの道を歩いてみたいです。

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とりあえず今の季節はまだまだ楓が青々としていました。

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水辺には彼岸花。
前日まで雨だったこともあって水の色はいまいちだけど、風は気持ち良いし、足下近くに揺れる草の葉先はくすぐったいし、珍しげな蝶が飛んでいたり、バッタに驚かされたり。何だかすごく良い気分で歩くことができました。やっぱり川歩きは楽しいです。

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