真昼の月
流行の音楽は聴かないし、同じ作家の本ばかり読む。もう何年も同じ音楽を聴いているし、同じ作家ばかりを読んでいる。
私は、そのアーティスト、その作家と根本的に話が通じると思っている。私の言いたいことは、本を読んだり音楽を聴いたりすることで自分の言葉を肯定しているのかもしれない。言葉として口から出るとまったく違うものになってしまう。こんなことを伝えたいわけではない、もっと心の奥底を分かってほしいんだ。と。
音楽の歌詞や本の言葉を実際に声に出すと恥ずかしいし、日常会話の中で使う言葉はあまり出てこない。
「そんな顔で笑わないでよ、わっかたようにさ、真昼の月のようにさ。」
例えばわたしはこんなふうに思っている。いろいろな事柄に対して、頭では表現できていても絶対に口には出さない。わっかたように笑われるのが本当に嫌いだ。
ひねくれているわけではない!
と言うと、たいてい否定される。
頑固なのだ。
私の言葉は私にしか理解ができないのに、だれか、心の底から分かり合える人をどこかで探している自分がいる。
むずむずする。あーあ、来世は作家か音楽家になって、自分の思っていることを歌や言葉にして生活したい。
でもいまは、noteのおかげで心が落ち着いている。ここに書く言葉は全部私の心の中で、だれかひとりにでも届いていたらそれでいい。それだけで私の思っていることが肯定されたような気持になる。
おやすみなさい、またあした。
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