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水星の逆行

水星逆行についてまとめていきたいと思います。
水星の逆行は年に3~4回起こりますので、天体逆行の時期に合わせてご参考いただければと思います。

【逆行とは】

そもそも逆行ってなんですか?
ということで、まぁ簡単に言うと地球からの見かけの動きです。
以下、松村先生の著書より引用です。

「逆行」は、天体が黄道上を日々少しずつ移動していくうえで、通常の運行である「順行」とは反対方向に移動する現象です。
これは地球上からの見かけの動きであり、太陽や月は逆行しませんが、それ以外の天体はすべて周期的に逆行します。
<引用文献:松村潔/著(2004年)「完全マスター西洋占星術」>

通常、人の意識は未来という進行方向を向いているのですが、順行している天体が逆行すると、その天体のテーマは一旦過去に意識を向けることになります。

ずっと順行のままであると、それぞれ天体は突っ走った状態となるため、それぞれ動きの速さが違う天体は、協力してひとつの目的を達成させるために歩幅を合わせるという意味でも、いずれどこかで調整期間を取る必要があります。

それが「逆行期間」と呼ばれるもので、「逆行期間」で天体は主に「振り返り」をおこないます。

【水星逆行期間中に起こりやすいこと】

 ・交通機関の遅延
 ・通信機器のトラブル
 ・意思疎通の相違
 ・チェックや確認ミス
 ・スケジュールの遅延
 ・メールや手紙の遅延
 ・仕事やコミュニケーション、旅行先でのトラブル
 ・懐かしい人からの久しぶりの連絡や再会


すべての天体において逆行期間は見直しや振り返りをおこないますので、普段スムーズにいくことが逆行期間ではなにかとトラブルが起きたり足止めを食らうことが多くなりますが、これは逆行明けにまた物事がスムーズに運ぶよう調整をしているという意味でもあります。

公転周期が早い水星の逆行は年に3~4回と割と頻繁によく起こり、1回の逆行期間も木星以遠の天体と比べるとおよそ3週間とそんなに長期間ではありませんが、水星は個人に直接働きかける天体でもありますので、その影響は他の個人天体である金星・火星に比べても肌で感じるレベルとなります。

【水星逆行開始及び終了前後に身体に起こりやすい反応】

 ・眠気
 ・ぼーっとする
 ・頭の回転が鈍くなる
 ・気分が優れない
 ・モヤモヤする
 ・過去のことが気になる
 ・ネガティブが蘇る

車の運転で方向転換する際、そのままの速度で曲がったり止まったりが出来ないように、天体も同じで急に方向転換はできませんので、徐々にその速度落としながら動きを変えます。

天体の方向転換というと、順行から逆行を開始するタイミングと、逆行から順行に戻るタイミングがそうです。

水星は思考を司りますので、その水星が方向転換する逆行開始と順行戻りのその前後数日は、思考が鈍くなります。

水星が逆行するサインや、その人の持つ水星位置によって、個人に与える影響力に差はありますが、地球上の人間すべてに影響を与えられています。

天体が軌道を取り戻せば、逆行の影響による身体への不調はさほど感じなくなります。

【水星逆行期間中に避けたいこと】

 ・仕事での新契約締結
 ・入籍
 ・自宅購入等の大きな買い物


逆行期間は、見直し・振り返り・調整の期間ですので、新しいことを始めるには不向きな期間のため、大きな契約事はあまりオススメされません。

日本ではあまりまだ馴染みがありませんが、欧米の経営者等のトップの方々は、水星逆行期間は会議すら避けると言われているほど、欧米では水星の逆行は重要視されているようです。

物事が進まないのに話し合っても意味ないですしね。てか逆効果?
(この辺、やたらと会議好きの日本人には理解し難い感覚なのかしら。。??)

では、なぜこの期間に上記に書いたことを避けたほうが良いのかということですが、逆行期間中に新しいことを始めた場合、次のまた逆行期間に見直すべき問題が再度浮上してくるんですよね。

つまり同じような失敗やトラブルがまた起きてくるんです。
何度も何度も。

「えー!でもそんなこと言ったって、もう進んじゃってて今更予定を変更なんて出来ないよー!ムリムリー!」

という方もいらっしゃるかと思います。
日程調整が可能であれば一旦リスケすることをオススメします。

「いやちょっと今更どう頑張ってもムリです!!」

な場合は、この先でそれが逆行期間のタイミングで進める必要があったというわけなので、宇宙の流れに従った結果という意味では、逆らわない方が良いかなと思います。

長い目で見ても、宇宙の法則では必要なことは必要なタイミングでしか起こらないようになっていますので、変に神経質になって逆に生活に支障をきたすくらいなら、むしろ気にしない方が良いかなと思います。

ただ、それでも思考を司る水星が逆行するということは、普段より思考が低下している状態でもあるので、

「へー。水星逆行期間って、こんなことが起きるんだなー。ちょっとこれから注意してみよー。」

と、軽く意識するだけでも構いません。
この意識する行為自体がとても大事なことですので。

【水星逆行期間中にこそやっておきたいこと】

 ・掃除や整理整頓
 ・簡単な事務作業や書類整理
 ・見直し、振り返り作業全般
 ・トリプルチェック
 ・睡眠
 ・懐かしい人への連絡


では、そんな逆行期間を利用してやれることはと言えば、もう振り返り作業全般となります。

そもそも思考が後ろ向きな中で、新しく画期的なアイデアなんて生まれるわけがなく、生まれたところでそれはロクでもない発想です。
ボツにしましょう。
(どうしても進めたいのであれば止めませんが。。。)

とは言え、現代社会において全く思考を使わないなんてことも不可能ですので、冒頭でも書いたようにせめて逆行開始前後と終了前後は思考を休ませ、その代わりあまり思考力や判断力を使わないような単純作業に専念してみてください。

逆行期間中の人間みんな頭がぼーっとしていると思って、書類の見直しは普段以上に入念にチェックしてください。

間違い探しをするくらいの意識を持てば、うっかりミスは防げるはずです。

また、しばらく連絡を取っていない方に連絡を取ってみることで、そこからなにかしらのヒントが生まれる可能性があります。

ずっと疎遠になっているけどなんだか最近気になるなー、という方が思い浮かべば、一度連絡をしてみるのはいかがでしょうか。

まとめ

以上が水星逆行についてとなりますが、いかがでしたでしょうか。

水星は身近な天体ですので、日常生活の変化を感じやすいため観察もしやすいので、興味のある方は通常時と逆行期間中の変化を楽しんでみてください。

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