自由な取材って何
「自由な取材」って何だろう。
プロである皆様はいつも強い圧を感じながら、記者クラブや本社へ向かう。
私もかつてそう。
2023年9月発刊の「北九州若松グルメ豆本」は自由な取材だったかもしれない。
福岡県立若松商業高校(福岡県北九州市若松区)の課題研究授業として取り組み、クラウドファンディングの賛同金や地元企業からの協賛金、書店売上は学校側に入る。
2年がかりで延べ50人の高校3年生が豆本の取材に参加し、まさに自由だった。クチコミで調べた店を決め、好きに取材した。テレビや新聞の取材があるとき以外、編集長の私も同行していない。
好奇心旺盛な高校生記者たちは何のしがらみもなく、好きに取材した。忖度なし。
担当教諭は大変だったと思う。あらためて、感謝申し上げます。
だから、誌面がよい。
タイトルまわりのキャッチコピーも、表紙デザインも、自分たちの意見を反映した。
次の「山口市グルメ豆本」は、大学生たち20人が取材にチャレンジする。
高校生と比べ、大学生は社会を少し知る分、頭が堅くなり、動きが鈍る。過去の豆本でもそうだった。
好きに動いてほしい。
取材は自由なのだ。
わが感性のおもむくままに。
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