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次号「山口市cafe豆本」

「豆本」の編集長・発行人を務める「まちづくり広報の助っ人」の平義彦です。地方新聞記者や雑誌編集、食品会社広報、まちづくりタウンマネージャーを経て、取材手法や紙媒体制作のノウハウを習得しました。

「豆本」プロジェクトの今
まちづくりに関心ある高校生や大学生が取材記者として参加します。もちろん、皆さん素人ばかりです。そこが魅力です。

コロナ禍でしたが、「今こそ広報強化」を合言葉に、2020年から23年にかけ、計6冊の豆本を出すことができました。

・徳山駅旅グルメ豆本
・山口県カレー豆本
・山口県パン豆本
・福岡県古賀市グルメ豆本
・山口県酒豆本
・福岡県北九州市若松グルメ豆本

豆本シリーズ


売れるから、シリーズ化できる
書店やコンビニ、道の駅、BASE、メルカリでの販売(実売)総数は計2万冊に上ります。1冊300円の価格設定と手のひらサイズ(A6判)の持ち運びやすさが売りです。

地方の個人出版の本としては「かなり売れている」との評価を得ています。各号とも物語にあふれています。いつか書籍化します。

若い感性を生かしたい
自由奔放(ほんぽう)、闊達(かったつ)な高校生に対し、就職活動を控えた大学生が手掛ける文章や撮る写真は少し堅いという特徴があります。双方の原稿をみていて、そう思います。その差が実におもしろい。編集長冥利に尽きます。

2024年冬の発刊を目指す
「山口市CAFE豆本」

地元の大学生が企画編集に取り組むことにしています。発行日はおおよそ決めていますが、すべてはこれからです。大学生自ら主体的にどう考えてどう動くか。

初めてプロジェクトでの最初の一歩は誰しも勇気がいることです

今が絶好の好機

今年に入り、アメリカの名門メディア「ニューヨーク・タイムズ」(NYT)に「山口市観光」が推されたんです

制作資金の大部分をクラウドファンディングで賄いたい。ただ、大学生は全員、クラファン未経験のよう。どこの運営会社にするかにかかわらず、取り組み紹介のテキスト(文書)と写真が必要になります。運営側の審査もあります。

山口県パン豆本の取材シーン
山口県柳井市
徳山駅前図書館での豆本PR活動
山口県周南市
老舗ラーメン店を高校生と取材
福岡県古賀市

【やるべきリスト】
①制作費100万円の工面
→クラウドファンディングの成否がカギ

②取材スタッフの決定
→取材体験なので、ゆるさが大事

③誌面掲載店舗の選定
→よい店を厳選して載せる

④広告営業
⑤書店営業
→プロの大人チームの役目

⑥メディアリリース
⑦市や県への協力要請
→大学生が主体的に取り組む

⑧制作スケジュールの確定
→先に先に仕掛けるのが大事

⑨事業進行管理
→不測の事態は大人サイド

⑩メディア取材対応
→大学生記者の出番

クラファンファンディングの教訓
過去の豆本6冊のうち、クラウドファンディングを4回実施しました。

20万円〜30万円は確実に集まります。ただ、冷静に振り返ると、大半は私の〝知り合い〟賛同者である上、本当の目標額まではなかなか集まらないという厳しい現実があります。

運営会社は3社を利用しましたが、多くの場合、〝手数料〟として、集まった賛同金より、10〜20%を運営側に献上しなくてはなりません。銀行口座への振り込みの際にも早期振り込み料を取るケースもあります。

プレ取材会からすべてが始まる
クラウドファンディングの素材集めと取材体験を目的とした〝プレ取材会〟を企画しています。

ここが今後の成否を握ります。この場で皆で意見を出し合い、課題を共有し、豆本制作のいろんなことを決めます。

ただの試食会ではない
日にちは2024年5月26日(日)。山口市内のカフェを数店回る予定です。ありがたいことに、「山口県酒豆本」に参画したアマチュア写真家も参加してくれます。頼もしい助っ人です。

どんな取材会になるかは、大学生の企画力と事前の仕込み次第。

いよいよ。
新たな豆本物語をつむぎます。

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