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つらい切れ痔・いぼ痔をなんとか治すためのお役立ちまとめ(座椅子や寒天など)

痔はつらい・・・

2ヶ月前に切れ痔になってしまい、悪戦苦闘して色々調べたのでそのメモです。れ痔を甘く見ていましたが、なってみるとかなり痛くて生活の質や行動に制限がかかります・・・。

日本では3人に1人は痔持ちともいわれていますが、「私は痔です」とはなかなか言いづらいですし、隠れて苦労してる方も多いと思います。特に女性は出産などもあり、子育てをしながら痔の治療となると大変です。

ちなみに、痔になるのは、男性と女性比率でいうと、女性のほうが痔になる確率が高いです。

過敏性腸症候群による痔

私の場合は、過敏性腸症候群もあって、かなり痔と相性が悪いです。

ストレスなども関係しているのか、過敏性腸症候群(IBS)があまりよくなくて、便が下痢になったり便秘になったりを繰り返して大変です。(痔の原因の一つに、下痢の勢いで粘膜を切ったり、便秘時のいきみで皮膚を切ったりするとのことです。いきむと8kgの圧力がかかるそうです。)

また、日本人の腸は、欧米人のような教科書どおりの形ではなく、変形型が多く、曲がったりうねったりしているため、腸内環境が良くない人が多いとクリニックの先生もいってました。

痔の治療方法で注意する点

肛門の医師はなる人が少ないですし、あまり名医というのもいない気がします。それに肛門の手術などは、肛門狭窄にもなりやすいので、運悪く手術を何回もする人もいるそうですね。(ask doctorを見るとそういった方がいました)

ちなみに、海外だと痔の手術というのはあまりないそうです。(ある資料によると痔核の手術率は、ドイツ7%、イギリス5.5%、アメリカ4%)

基本は、病院やクリニックにいって軟膏と飲み薬をもらって保存治療をしつつ、排便管理をしっかりして柔らかい便を出すこと。これに尽きると思います。(もちろん、医師に大腸内視鏡などで検査してもらって痔以外の病気じがないことを確認する必要はあります)

痔の日帰り手術などもありますが、手術は失敗しても医者は責任とってくれませんし、よほど痔が悪化したときに行うのが良いと思います。私がいったクリニックの先生も見張りイボ(スキンタグ)などは、よほどのことがない限り取る必要はないと言ってました。

ステロイドはほどほどに

私が行ったクリニックの先生はあまり知識がなかったのか、最初ステロイドが入ったネリザ軟膏を出したのですが、ステロイドのせいかかぶれがでてきてしまいました。

その後、ask doctorで医師の方が切れ痔にはボラザGのほうが良い(元々切れ痔用に開発されたらしい)というのを見て、ボラザGに変えてもらいました。ボラザGのほうがワセリンのある分、潤滑油的な役割にもなるような気がします。もし出血していて炎症がある場合はステロイドなんでしょうけどね。

というわけで、ある程度、痔の薬についても調べておいたほうが良いです。ステロイドは粘膜を弱くすると書いてる人もいたので、1ヶ月などの長期間使うのはちょっと怖いですからね。

ステロイド含有・抗炎症(止血)

強力ポステリザン軟膏、ヘモレックス軟膏、ネリザ軟膏

ステロイドなし・抗炎症(止血)

ボラザG軟膏

ボラザGはワセリンも入っているのですが、夏場にちょっと薄い洋服のままゴムやビニール系の椅子に座ると椅子にワセリンがついてしまうので注意です。

痔におすすめの座椅子・クッション

痔の治療で思った以上の効果があったのがクッションです。

仕事で会社の硬い椅子に座らないと行けない人も多いと思いますが、そんな環境だと痔が悪化する一方なので、椅子の上にクッションを置いたほうが絶対にいいです。

一応、痔対策のクッションで購入したのが3種類

1.ニトリのドーナツ型クッション

2.LOOKIT 円座クッション U字 産後 痔 病院同仕様

3.ダンロップホームプロダクツ エアークッション(U座)

最初、ニトリのドーナツ型クッションを使ってましたが、低反発で沈み込むので、肛門への負担が少し軽減されるぐらいでちょっと効果は弱いかなという感じでした。

LOOKITの円座クッションは、固いのですが、Uの字になっていて肛門の負担が結構軽減されました。ただ、硬いのでそこが合わないと微妙かもしれません。前面にある広がり防止のテープはあまり意味がありません。あと値段が高いです・・・。

ダンロップのエアクッションは、エアーというだけあってかなり負担軽減になりました。Uの字型で自分で空気を入れてふくらませるのですが、やはり空気のクッションが一番!値段は高いですが効果はかなりあります。

私の場合は、椅子の上にLOOLITの円座クッションを置いて、その上にさらにダンロップのエアークッションを置いて使ってます。

軟膏を塗る時の鏡

化粧用のバックライトのある鏡が便利です。最近はUSBで充電できる鏡もあるので私はそれを使ってます。お値段もお手頃です。

カイロ

痔はお尻をよく温めたほうがいいといわれます。外痔核はカイロやお風呂で温めたほうがいいと言われますが、カイロをお尻につけておくと蒸れてかぶれてしまうこともあるので注意です。めぐりズムは蒸気なので蒸れやすくあまりおすすめしません。

お通じを良くする

下痢や便秘で困っているときに役立つのが食物繊維たっぷりの寒天

水溶性と不溶性の食物繊維なので、お通じに良いです。お店でも売ってますが、長期戦になるので大容量のものを買っておいたほうが便利です。これA4以上の大きさなんですが、毎日味噌汁に2g程度入れて飲みます。

ただし、便の量が増えるので、痔にあたる面積や時間も増えます。寒天を食べても便が硬くなる人や、過敏性腸症候群の人はやめておいたほうがいいかもしれません。


市販の痔の軟膏

ボラギノール

市販だとボラギノールが有名です。

注入軟膏だとステロイド入りのボラギノールAがありますが、ステロイドなしの注入軟膏はボラギノールシリーズにはないんですね。座薬と普通の軟膏はあるのになぜ?

あと、マツモトキヨシブランドで販売されているジーフォーL軟膏の成分を見るとステロイド成分(ブレドニゾロン酢酸エステル)が倍ありますね。

ブレドニゾロン自体はステロイドの中で一番弱いのであまり大差はないと思いますがマツキヨのほうが安くて成分多めという感じです。

マツキヨのジーフォーL軟膏

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ボラギノールA軟膏

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ヂナンコーハイソフト(ステロイドなしの注入軟膏)

注入軟膏でステロイドなしの物が欲しいときは、ムネ製薬のヂナンコーハイがあるのでそちらを購入しましょう。

ヂナンコーソフトは、ステロイドなしでボラザGと同様にリドカインが入っています。マツキヨ、トモズ、ぱぱすなどのドラッグストアには置いてるのを見たことないので、アマゾンや楽天で購入する必要があります。

ヂナンコーハイAX

ヂナンコーハイAXはメントール配合で少しすーっとします。ボラザGのようなワセリンの匂いはしないので普段使いにも良いですよ。

小林製薬のオシリア

ボラギノールと比較するとほぼ成分は同じですので、違いはあまりありません。

ステロイドがヒドロコルチゾン酢酸エステルです。リドカインも同様の配合量。トコフェロール酢酸エステルはオシリアが0.5g多いです。

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ヒドロコルチゾン酢酸エステル

外用のステロイド(副腎皮質ホルモン)成分で、優れた抗炎症作用を持ち、炎症による痛み、腫れ、出血、かゆみなどの症状を緩和します。湿疹やアトピー性皮膚炎、痔疾患(きれ痔・いぼ痔)など様々な皮膚症状に使用され、作用が比較的穏やかなため、デリケートな患部にも使いやすい成分です。

痔の飲み薬

ヘモナーゼ

痔の飲みすぐりの定番がヘモナーゼですね。

ヘモナーゼの成分は、ビタミンEとパイナップルに多く含まれるたんぱく質分解酵素のブロメラインです。

ブロメラインは、胃液の分泌を活発にし、消化を促進してくれるほか、胃腸の炎症を鎮め、腸内の有害物質を分解する作用などもあると言われています。

2種類の有効成分が配合されています。痔の腫れをひく消炎酵素薬の“ブロメライン”、血流をよくしてうっ血状態を改善する“トコフェロール(ビタミンE)”の2種類です。これらがいっしょに作用することで、効果が強まります。

ヘモナーゼの成分、ビタミンEはドラッグストアでビタミンEサプリを購入できますし、ブロメラインサプリは、海外の個人輸入サイトでも一週間ぐらいで取り寄せ可能です。(日本ではブロメラインサプリは売ってません)

ブロメラインの効果

アメリカの先住民が使っていたそうです。パイナップルってすごい

ブロメラインは、パイナップル植物の果実と茎に含まれる酵素のグループです。パイナップルはアメリカ原産ですが、現在では世界中の熱帯地方や亜熱帯地方で栽培されています。歴史的に、中央アメリカおよび南アメリカの先住民族はパイナップルを消化器系疾患などのさまざまな病気に用いていました。
ブロメラインはサプリメントとして、特に鼻や副鼻腔、歯肉などの痛みや腫れ、また、他の体の部位における手術やケガをした後の痛みや腫れの軽減に良いとされています。また、変形性関節症、がん、消化器疾患、筋肉痛にも良いとされています。ブロメラインの局所塗布は熱傷に良いとされています。

ヘモリンド

小林製薬がだしているヘモリンドという舌で溶かして飲む薬もあります。こちらはいぼ痔がメインでいぼ痔の原因であるいぼ内部の根(うっ血)を小さくすると記載があります。

私は切れ痔ですが、同時に小豆のような膨らみができるいぼ痔(血栓性外痔核)もあったのでこの薬を試しました。

ヘモリンドの有効成分「静脈血管叢エキス」 のはたらき

強い効果があるとはいえませんが、副作用はほとんどありません。と書かれていました。




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