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大好物がパンパンに詰まった冷蔵庫が今年もわたしを待っている

年末に帰省して、食事をしているとフツフツといつもの気持ちが湧き上がってきます。

「あぁ〜。帰ってきたなぁ〜!!年末だ〜!!」

年末に実家で見る冷蔵庫が大好きです。

家を離れて暮らすようになってから、年末年始に実家に帰ると「帰ってくるのを待っててくれたんだ〜」と感じます。その象徴がわたしの大好物で埋め尽くされたパンパンの冷蔵庫。

鍋を作る用の大量の野菜とお肉に、気合を入れて買ったカニ、果物もたくさん。私の好きな銘柄のビールキンキンに冷えている。冷凍庫にはアイスまで準備されています。

母親が年末年始を楽しみにして、ウキウキしながら買い物をする姿が目に浮かびます。わたしの好きなお菓子も沢山準備されてきて、「帰ることを楽しみにしてくれてたのかな〜」とこちらもつられてウキウキ。

私は大学進学と同時に、実家の鹿児島を離れて暮らし始めました。

学生の頃はお金もなくて、冬になると大学の友達と集まって白菜とモヤシだらけの鍋をつついていました。

もちろん、貧乏学生ながらもみんなで食べるご飯は楽しかったし美味しかったけど、両親と暮らしていた頃と全く同じものが食べられたかというと、そうではなかった気がします。

就職してからは、多少お給料はもらうようになったけど、平日は夜遅くまで働いているのでご飯を作る気力もなく、適当な惣菜で夕食を済ます日々。土日も溜まった1週間分の家事をこなして、なんとか夜は自炊できるかな?という感じ。冷蔵庫には1週間前に買って一度も使うことのなかった、干からびた野菜たち。

自分だけできちんと暮らすって何て難易度が高いんだろう…

実家を離れてからこんな生活をしている分、帰省した時の喜びが大きい気がします。笑


今年は、年末は夫の実家の広島に帰省して、年越しと年始は鹿児島で過ごす予定です。

28日に東京から広島へ飛行機で移動。

お帰りなさい!と迎えてもらってリビングに向かうと、テーブルの上にはバッチリと食事の準備がされていました。

その日の夕食はしゃぶしゃぶ。

豚肉とお野菜とお豆腐とひらめが机の上に所狭しと並べられて、鍋に入ったお出汁はグツグツとしています。

お義父さんにビールを注いでもらって、いざみんなで乾杯!!

「お肉たくさん食べてね!」「お野菜はお義父さんが作ったんだよ」「ひらめも釣ってきたやつでまだまだ沢山あるから!」「肉団子も入れよう!」「ウィンナー食べる??」

お義母さんにひっきりなりしお世話してもらいながら食事をしていると、フツフツと実感が湧いできました。

大人ではなく、子供として甘やかされるこの感じ。実家ってこうだよね〜!年末じゃ〜!!!


もう、前みたいに沢山は食べきれないんだけどな…と思うけど、親にとってはいつまで経っても食べ盛り。美味しいね〜と言いながらお腹いっぱい食べるのも、親孝行なのかな?

お義母とお義父の積もる話を肴にさせてもらい、一緒にゆっくりお酒を飲みながら、冬休みを楽しみたいと思います。



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