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2024/06/22 ビオトープに植物を植え込みました

干からびていたビオトープもここ最近の大雨である程度水がたまるようになりました。周辺が乾燥していると、埋め込んでいるところからどんどん水が吸い取られるので困ったものです…

さて、植物の植え込みです!今回は、「自宅で湿地帯ビオトープ!」の作者である中島さんと一緒に、近隣の湿地帯にビオトープむけの植物を採取してきました。

採取した植物は全部で10種類!
1.ミゾソバ(湿地帯ビオトープスタートにお勧めだそう)

ミゾソバ(葉の形が特徴的、茎の部分が赤っぽい。金平糖に似たかわいい花が咲くそうな)

2.ノチドメ(湿地帯ビオトープスタートにお勧めだそう)

ノチドメ(ぐっと切れ込みが入っているのが特徴。かわいい。葉が止血に使われていたそうな)

3.ヤナギタデ(湿地帯ビオトープスタートにお勧めだそう)

ヤナギタデ(葉はかじると辛い。「蓼(タデ)食う虫も好き好き」の由来)

4.ヨシ
5.ヒメガマ(秋にガマの穂ができてほしい…)
6.カンガレイ(イグサの仲間)
ー水草ー
7.フトヒルムシロ(ヒルムシロ科)絶滅危惧ⅠB類
8.ミズユキノシタ
9.ヒシ(私のお気に入り。形が好き。種ができるのが楽しみ)
10.イトモの仲間(細すぎて不安)

7のフトヒルムシロは、ヒルのムシロ(敷物)ということで名前がついているとか。このビオトープにうまく根付いてくれたら、ここで増やして種を維持できればという思惑もあります。どうなるかはしばらく見守らねばですが…

植え込み作業はこんな感じでした

日当たりなどを考慮して、背が高い植物はこの場所にしました
なぞの田植え感

ちなみに、植え込む前に、周辺の斜面が急すぎたのを削ったり、手前を少し掘って小さな湿地を増築したりして、全体的に土台を整えていただきました。このひと手間が後々めっちゃいい感じの湿地になるはず!

手前も湿地になるように、少し土を削りました

初日の完成版はこちら!

左手にヒメガマ、ヨシ。右奥にミゾソバ。手前に小さいミゾソバとノチドメの群れ
全く見えませんが、水草は、イトモの仲間とミズユキノシタ。
左奥にミゾソバ、奥の縁にヤナギタデ。右奥にカンガレイ。水草はヒシとフトヒルムシロ。

写真ではクタッとしている植物たちですが、梅雨の雨でこれからぐんぐん成長するはず!すでにケシカタビロアメンボやハナアブの幼虫がいました。植物を植えると、ウスバキトンボも偵察にやってきていました。
池の水ですが、ビオトープの生きものたちがしっかり機能してくれば、どこかのタイミングでスッと透明度がでるそうです。いつになるかは、植物次第…毎日見守りたいと思います。

▶次の日…
大雨が降って、湿地帯が良き感じに広がっていました!

雨がたくさん降った時限定で、手前に小さな湿地が登場。
手前側にもノチドメがのびてくるといいな〜と期待膨らみます!

なかなかリアルタイム更新にはならないので、気になる方は博多南駅前ビルにご来館ください。4F 屋上庭園は10:00からオープンしています!

次回は、植物採取の様子をお届けしようと思います。

つづく

いただいたサポートは研究や自然体験活動などの活動費用に使わせていただきます。これからも走り続けますので、サポートよろしくお願いします!