ありがとう看護士さん

新型コロナの対策に、保育園では送り迎えの際に保護者は毎回検温をしています。
でー、玄関のとこで看護師の先生がピッと計ってくれるんですけど。
この看護師さんの話していいですか。
しますね。

すごいのこの方。
多分、4月からうちの園に入られた方なんですね。年齢は結構ベテランな感じなんですけど。

なにがすごいって、6月時点で恐らくだけど園児全員(100人くらい)の名前を覚えてる。
名前だけでなく、好きなものや特技、誕生日も。

何でそれがわかったかっつーとね。
その玄関でね、来る子みんなに必ず声をかけてくれるんですね。

うちの場合だとさ、
「息子くん、おはよー!あっ今日のマスクもかっこいいね〜、それは何ウルトラマン?いいなあ〜、先生もそういうかっこいいのにしたいなあ。今日も帰りに絵本借りていく?選ぶの楽しみだね。」
みたいなね。

あのね、息子はマスクすごい嫌いでつけさせるのものすごい苦労するんですよ。
苦肉の策で、息子がただいま溺愛しているウルトラマン系のワッペンをつけた布マスクを自作しまして、それをつけてってるんです。
息子がマスク苦手なこと、ウルトラマンが好きなことを把握してくれてて、マスクをポジティブなものにしようと、こういう声かけをしてくれてるんですね。
さらに園の貸出絵本が好きで、貸出日に選ぶのを楽しみにしてることも覚えてくれてる。

こんなん、親は感動ですよ。拝みますよ。
他の子への声かけ聞いてても

「◯◯ちゃん、明日いよいよお誕生日だね〜!嬉しいね〜!おばあちゃんのお家でお祝いするんだよね、いいねえ。」
「◯◯くん、その服すてきだね、ショベルカー!似合ってる!こないだの消防車のもかっこよかったよね。」

すごくない??
いや保育園で働く人には当たり前のことなのかもしんないけどさ。
なんていうかこう、当たり障りないさらっとした声かけじゃなくて、子どもに対して「あなたのことを知りたい、知ったことを伝えたい。私はあなたを見ているよ」っていう気持ちがね、ビンビンに感じられるんですよね。わずかな声かけでもね。

これを毎朝、みんなにやってくれてるわけです。
子どもたちが少しでも、明るく、楽しい気持ちで登園できるように。
親も、安心して送り出せるように。

劇的な効果があるわけじゃないんです。息子は毎朝教室の手前で行きたくなあいってグズっちゃうし。半ば無理くり先生に渡しています。

それでもね、担任の方以外にも
こういう先生がいてくれるっていうのが、親にはものすごい救いになります。
何て言うんだろな、息子のことを自分だけで受け止めなくてもいいんだ…というか。
良いところも、ちょっと困ったところも、分け合ってくれる人がいる。

冒頭のマスクもね、今でこそ保育園にはしていかなきゃいけないって理解してくれて、前よりスムーズにつけられるようになったんですけど。
当初はホントに大変で。
つけると暑い!って言うのでギリギリまで保冷剤で冷やしてみたり。
そしたら、それ見てたその看護師さんが
「わあ!お母さんそれ良いですね!私も真似しよう。息子くん、冷え冷えで気持ち良いね〜!うんうん、がんばって着けてくれて良かった。今日もかっこいいウルトラマンと一緒に行こうね!」
って。
ああー、この苦労と、今日はなんとかなるか?ならないか?とハラハラする気持ちと、なんとかなってホッとする気持ち全部が溶けていくよ。

うわすげえ長くなったな。
とにかくね、看護師に感動して感謝して明日も行ってきますっていう話でした。

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