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ほんとに言うのかは知らんけど

お前に娘はやらん

あのくだりには
ちゃんと意味があったんだな

いうのを知った

久しぶりに
演劇を見に行って

その劇の中で
娘が彼氏を連れて
実家に帰ってくる

という設定で

お母さんが
それはきっと
娘さんを僕にください
的なあれがあるはずだと

いうことで

お父さんとお母さんで
娘の彼氏への
質問やら受け答えを
シュミレーションする
みたいな
なんとも仲睦まじい夫婦だな
という感じの
シーンがあって

仲睦まじいのは
さておき

そのシュミレーションを
するわよと
お父さんへあれこれ
お母さんが
稽古をつけていくわけですが

その最中でお父さんが

なんで結局許すのに
わざわざそんな遠回りを
するのかと
質問すると

お母さんが
彼の娘への本音が一番出るからだと
それの言葉を
娘に聞いてもらうためだ
的なことを言うのだ

そうか
そうなのか

あの古典的はくだりは
お父さんがいっかいはやっとくか
みたいな
そういうお決まりの
的なイメージはあったけど

お母さん側の視点で
これから伴侶となる人の
気持ちを娘へ聞かせたい
というのは
考えたことなかったな
と思い

発見だった

なにも前勉強もなければ
とくに知り合いがいるわけでもなければ
好きな役者がいるわけでもないし
脚本家も知らない

そんな飛び入りで見た演劇

たまたま誘われて
ヒマだしと
ふらふらついていった

その劇で
新しい気づきがあったのは
うれしいことだった

これを
セレンディピティというのか
ちょっとちがうか

お前に娘はやらん
なんて
ほんとに言う親いたら
たぶん
笑ってしまうだろうなと
思うわけでした

またです

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