7回目の入院

3月8日。
私はずっと前からこの日に死ぬと決めていたのだ。

炭酸リチウムという双極性障害に使う薬と睡眠薬を致死量以上飲み、通院先のER(救急救命科)に運ばれた。

ERに着いたらすぐ処置のベッドに乗せられて記憶は途切れ途切れだけど、何を飲んだのか聞かれて、活性炭と下剤を混ぜた、激まずで泥みたいな薬を紙コップ1杯飲めと言われた。
飲めなかったら胃洗浄するとも言われた。拷問。

「胃洗浄は小指くらいの太さの管鼻から入れるんだよ〜苦しいよ〜だからはやく飲みな」って言われた。怖い。

そして気づいたら精神科主治医がERに来てて「ほんとにやったな😇」って言って救急医に「あとよろしくお願いします、」と言って去っていったのは覚えてる。

そこから車椅子で集中治療室まで連れて行かれてもう記憶は数時間後。

「あぁ、生きてる」

最初に出てきた言葉はこれだった。
点滴が漏れて痛かったからやり直してもらったときに時間を聞いたら夜中でびっくりした。

次の日の朝、救急医が病室に来た。

「今回は命だけは助けましたけど…。あとは〇〇先生(主治医)と心の方はよくお話してください」
と言われた。

それで内科病棟4人部屋に移動し、退院となった。

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