見出し画像

マレーシアで「ど根性ツルムラサキ」が勝手に生えてきて学んだこと

我が家は裏庭でバナナを育てています。
ある時ふっとフェンスの外に目をやると、見るからに草ではない何かが生えているのが目に留まりました。

ほぼ土のないセメントとセメントの隙間。
そこにたまたま野鳥の種入りのフンが落ちたのでしょう。

この時はまったく気にしていませんでしたが、別の時に見ると成長した葉を見て、ツルムラサキだと分かりました。

ツルムラサキはぬめりと鉄分が豊富で、一度食べただけでわたしが大大大好きになった数少ない野菜です!

「うれしい〜〜〜♡」

でも今までツルムラサキを育てたことがなく、確信は100%ではありませんでした。

フェンスの外なので、裏道を通る誰かが採って行くかもしれないという、あきらめの気持ちもあり、水もやらずほったらかし。

そのうちどんどんツルが伸びてきているのを見て、やっぱりこれはツルムラサキだとだんだん確信するように。


写真を見返すと11月3日には葉っぱらしきものが出ていたみたいです。

隙間から草が生えるので草と認識してましたね


11月23日には1本のツルが長ーく伸びてきました。でもほったらかし。


なんだかツルムラサキっぽい?


ツルがニョキニョキ。向かいはマレー人が住んでいます


12月2日にはトケイソウがこれまた野鳥のフン効果で勝手に生えてきて(こちらも育てたことがない)変わった花、実だな〜と観察。

花とふわふわの葉?のバランスにほれぼれ


12月4日には他のツルも伸びてきました。でも葉はとても小さい。
世話もせず、土もないのにここまで成長したことに逆にビックリしました!

12月10日、花がたくさんついているのを発見!

花が高級食材だったとは!


「葉が固くなってしまう、早く収穫しなきゃ」

ツルの収拾もつかないので、収穫して食べることに。
“脇芽が出るだろう” という長年の勘?で下の葉を少し残してカット。
くねくねとフェンスに絡まってるので、ハサミで切りながら収穫。

実は裏道へ出る扉だったので、ツルを採って少しホッとしました。

裏道へ出る扉なので開けられなくなってました……
上に行くほど葉が小さいのは栄養不足??


収穫^ - ^


ちょっと変わった料理がしたいな、とここではじめてネットでツルムラサキを検索。

すると

『ツルムラサキは葉を切って収穫するもの。ツルの先は食べられる。花は高級食材』だそうで、生で花を食べる姿も。

「え……、茎から切っちゃたけど、本当はまだまだ収穫できたの……?」

惜しいことをしたなと、収穫についてリサーチしなかったことを、少し後悔しました。
さっぱりした気持ちもあるし、複雑な気持ち。


こちらがツルムラサキの一品。

器はマレーシアのリサイクルショップで買った日本製の皿


ゆでた後、
すりごま、みりん、醤油、マヨネーズ、和風出汁を混ぜてあえました。
調味料は全部日本から持ってきたものです。
久しぶりの日本食。

「美味しいーーーーー!!!」

断水が多く(泣)料理もほとんどできていないので、いろんな意味で奇跡の一品に。

さっぱりしたツルムラサキ。
できれば、脇芽が出てくれることを願います。



パイナップルを初めて育てた話はこちら↓

ありがとうございます。もしサポートいただけるなら 断水だらけの家から→水が出る家への引っ越し代金に使わせていただきます。