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子どもの光り

子どもって、時々、金色に見える。存在そのものだったりが、そう、見えさせるのかもしれない。

久しぶりに「永い言い訳」本木雅弘主演を観たら、そんなことを思った。

後半で、本木演じる幸夫くんが、ずっと支援してきた父子の父にパートナーが出来る不安や、寂しさから、幼い子どもに当たってしまうシーンがある。その言葉は、子どもが出来なかった(作らなかった)まま、突然に妻を亡くした後、言葉にならなかった感情の一部(理不尽さ、怒り、哀しみ)を吐き出してしまったようにも思う。

そして、突然に父子の前から、去ってしまう。

幸夫くんは、子どもたちの中に光りを見て、その眩し過ぎる光りの中で、自分の気持ちが知らずのうちにかき回されていたのだろう。

そのくらい、子どもの存在というのは、大きく、力強さを感じさせる作品だった。


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