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りゆう〈詩〉


ぼくはここにいる
なにもしらないぼく
いろいろなものをひめているぼく
ずっとここにいるぼく

すなつぶのようにさらさらながれる
それはおわりではない
はじめからそうだった
なまえをよばれるずっとまえから
ぼくはあらゆるものをうみだした
おおきなおおきな
こころのぶぶん

だからぼくはおこってしまった
すべてをしったということに
なにもないといいはることに
いつかいなくなるということに

ぼくはここにいる
かんがえるからからだもある
かんがえれば
こころのなかからはもっとでてくる
そうしてぼくのかたちははっきりしていく
ときどきつらくなるぼくだけど
おかげでもっとはっきりしていく
それがここにいるりゆう
それがここにいきているりゆう



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