読書「相手を変える習慣力⑤」~行動を習慣化させるために~

今回は「相手を変える習慣力」を読んだ感想をアウトプットします。
私は部下とのコミュニケーションに課題を抱えています。
その打開策となればと思い、本書を手に取りました。
Chapter 5では習慣化させるための自分のなかの意識改革、良い関係を築くためのノウハウについて述べられています。

・「知ってるよ」という態度は成長を止める

講演などで知っている内容があったとき、自然と知っているよと思って聞くのを疎かにしてしまいがちです。それは非常にもったいないことであり、成長を止めてしまうと述べられています。こういった場合は自分の知らないことは何か問いかけて知らない面を知るように心がけることが大切です。

・知っているとやっているは雲泥の差

知っていることを実践することは非常に難しく、やっているようにするためには日々の体得が必要だと書かれています。また、慣れないことを実践した場合、違和感が生じますが、これは実践している証拠。これを繰り返すことで習慣化され、やっているに繋がります。ビジネス書などで読んだきりになるのは自分を知っているの状態に留まらせることになります。

・頑張ってやることは苦の感情を生み出す

我慢して頑張ってやることは苦の感情を生み、身体が拒否反応を起こしてしまう。いかに楽しみながらできるか工夫をすることで快の感情で取り組めるため、継続でき、習慣化できると書かれています。根性論で習慣化させようとすると、苦の感情が起こるため、やろうとする意志の力が弱まり、継続が困難になります。

・習慣化している自分をイメージする

習慣化させるためには、習慣化することで起こる素晴らしいことを具体的にイメージしてみることが大切と述べられています。自分の承認ができ、自己肯定感が高くなった自分は、どんな気持ちで、姿勢で、表情で、人との関係がどうなっていて・・、そんなイメージが快の感情を生み、潜在意識に刻み込まれていきます。また、寝る前に良いイメージをして寝ることが快の感情を保つためにとても重要と書かれています。

・傾聴を習慣化すること

良いコミュニケーションの基本は相手の話を傾聴することで、以下の点を意識して聴くことが大切と書かれています。
「相手が話しやすい雰囲気をつくること」
リラックスした表情、姿勢をとることえ相手が安心して話せる雰囲気を作り出す。本題の前に雑談をいれて話しやすい雰囲気を作るといった工夫が必要です。
「笑顔」
笑顔が多い人は相手の潜在意識も安心を感じ取り、自ずと人が集まってきます。苦手意識のある人の前こそ笑顔を続けることで良い人間関係を築けると述べられています。
「繰り返すスキル(オウム返し)」
相手の話に繰り返して反応してあげることで相手はしっかり聞いてくれているという自身に対する信頼感が増すことに繋がります。

~終わりに~

本項を読んで、今まで自分も知っているで留めていたなーと強く感じました。それは実践が面倒だから思い込んでいたのかもしれません。1%でもいいから実行して変えていくという意識を持って行きたいと思います。
頑張っているという根性論が苦の感情を生むという点も共感しました。これまで苦労も厭わずにおこなってきたこともありますが、確かに長続きしませんでした。どうやったら楽しくできるか、という難しいですがやりがいのあることをやっていけたらなと思います。
オウム返しはこれまで意識しなかったのでできていませんでした。確かに逆の立場で言われると、少し安心した気持ちになると思います。明日から実践してみたいと思います。






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