見出し画像

読書「相手を変える習慣力③」~相手を認めるということ~

今回は「相手を変える習慣力」を読んだ感想をアウトプットします。
私は部下とのコミュニケーションに課題を抱えています。
その打開策となればと思い、本書を手に取りました。
Chapter 3では相手を変えるために必要な「承認すること」について述べられていました。

・相手を変えるのはダメだしではなく承認

相手を変えたいと思った時に「もっとこうした方がいい」と伝えることは逆効果で心を閉ざしてしまう。相手を承認し、安全な存在とみなされることが重要と書かれています。それによって相手が心を開き、変わりますよと相手を受け入れる状態になるとのことです。

・相手の状態と相手の本質を切り離すこと

相手の状態を切り離して相手と向き合うことが大切と書かれています。相手の状態を切り離さないと、それがレッテルとなって相手の本質が見えなくなってしまうとのことです。相手の状態を切り離すためには頭のトレーニングが必要そうです。

・心からの承認を持つこと

人は感覚的な生き物であるため、たとえ言葉で承認されても、表情や態度で相手にはそれが心からの承認なのかわかってしまうようです。相手に受け入れられるためには言葉やスキルによって誤魔化すのではなく、相手を受け入れようと心の底から承認することが大切と書かれています。

・褒めるに潜む危険性

褒めることは外発的モチベーションに該当し、褒め方を間違えると逆効果になると書かれています。部下や後輩の成果に対して、相手が求めていない褒め方をすると「よく見られてないんだな」と思われてしまうからです。
また、褒めるときに「相手をコントロールするという気持ちで褒めることは危険」とも書かれています。そうした気持ちで相手を褒めると、相手にとって褒められることが目的になってしまい、褒められない場合に自己否定が起きるからとのことです。そんな状態にならないためには結果に対して褒めるのではなく、プロセスに対して褒めることが大切と述べられています。

~終わりに~

いずれも私が出来ていないことばかりでハッとしてしまいました。私も「ダメだしは確かに嫌だったな」や「褒められているけどなんか見られていないようなときあったな」と同感するところもありました。「相手をコントロールするために褒めることは逆効果」という点もやってしまいがちなので注意していきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?