読書「スタンフォード式最高の睡眠⑥」~朝起きたときの行動で眠りの質が決まる~
私は中高生のころからずっと眠気と戦っています。授業中、電車内、会議中など、眠気に襲われることはしょっちゅうです。この眠気との闘いに終止符を打つべく、この本を手に取りました。
第4章前半では良い睡眠をもたらすための覚醒のスイッチについて書かれています。
・不眠症は朝から始まっている?
不眠症は朝から始まるといっていいほど、不眠症の患者は朝から脳の過活動が始まり、夜になっても興奮が収まらないと言われています。ぐっすり寝る人の多くは朝からしっかりと覚醒のスイッチを入れ、眠るまでの行動習慣が整っています。そのため、最高の睡眠を作り出すことが出来るのです。
・覚醒のスイッチを入れる2つのポイント
脳のどこを刺激すれば起きるのか、寝るのかといった研究は現在かなりなされていて、解明されつつあります。脳のスイッチを入れるには光と体温の2種類あり、それぞれを刺激すると覚醒状態に入ることが出来ます。
・朝日を浴びることを推奨される理由
人間はおよそ24.2時間のサーカディアンリズムで動いていますが、これを24時間の地球のリズムに合わせるために光を用いているようです。光を浴びることで体温、自律神経、脳やホルモンの動きを整えており、光が無いと非常にアンバランスな状態になってしまいます。また、余談ですが、夜間の豆電球ほどの明かりが肥満や脂質代謝異常のリスクも増やすという研究結果もあるみたいです。
・体温を高めることでスイッチオン
もう一つの体温もまた、覚醒時にしっかりと高めておく必要があります。体温も同様に体内時計を整える重要な役割があるため、身体をあたためる工夫が必要です。
~終わりに~
今日の内容はまだ眠りの質を高めるためのノウハウまで行き着いていないですが、人の睡眠のスイッチを入れる朝の覚醒について学ぶことができました。TVなどで頻繁に朝日を浴びる重要性について紹介されていましたが、あまり理由までは知りませんでした。
また、朝ご飯をしっかり食べることを推奨されるのも、脳に覚醒状態を与えるための手段なのかもしれませんね。最近は朝ご飯抜きで生活をスタートされる人もいるかと思いますが、睡眠の質という観点からすると有効ではなさそうです。
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