加藤 茶さんの有名な「ちょっとだけよ」のマンボ。ペレス・プラード楽団の「タブー」

TBSのテレビ番組「8時だョ!全員集合」で、加藤 茶さんがコントを演じたときに使われた「タブー(Tabu)」
皆さんも一度は聴いたことがあると思います。

「ちょっとだけよ」「あんたも好きね~」で、大変人気がありました。

「8時だョ!全員集合」で演奏された「タブー」は、もともとペレスプラードがマンボにアレンジしたバージョンを参考にしています。


原曲は、キューバのマルガリータ・レクォーナが1934年に作曲したものです。

もともとソン・アフロというリズムで書かれた黒人奴隷をテーマにした歌なのですが、日本ではペレス・プラードのバージョンが有名で、官能的な雰囲気からか、ストリップ劇場などのBGMで使用されていました。

ペレス・プラードは1957年に初レコーディングしています。

「8時だョ!全員集合」で、加藤 茶さんがコントで「タブー」をBGMとして使用したことで、ペレス・プラードの「タブー」が1973年にリバイバルヒットしました。

1973年に発売された日本版のペレス・プラード楽団「タブー」では、ペレス・プラードが
「あんたも好きね」「ちょっとだけよ」

と日本語で語る、とっても怪しげな雰囲気の曲に仕上がっています。

CD化はされていないので、当時発売されたレコードが手に入れば聴くことが出来ます。

わたしが楽団に参加して演奏した「タブー」は、ペレス・プラードがはじめてレコーディングしたバージョンをもとにしています。


私たちは、ペレス・プラードのオリジナルを大切にしながら、さらに進化させたサウンドを心がけて演奏しています。ペレス・プラード楽団の伝統と歴史を感じる、そして新しい演奏をお楽しみください。


動画は、【ペレス・プラード生誕100年、来日60年記念コンサート】

私、余語丈範がペレス・プラード楽団メンバー時のビデオです。
(日本公演2016年7月27日)
「タブー」

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