嫌われないように、周りに合わせなきゃと思ってしまう原因と対処法
社会人なら会社では周りの目を意識してしまう人は多いかもしれませんし、学校でも少なからず「他人からどう見えるか」ということを考えてしまうんじゃないでしょうか。
もちろん「他人からどう見えるか」と言う視点を持つこと自体は大切なことだと思います。
一緒に行動する場合は相手に共感をしたり人間関係を築く上では大切なことだと思います。
しかし、周りの目を気にしすぎると自分の意見が言いづらくなったり、周りに同調しようと気を使いすぎたりして、自分の気持ち置き去りにしてしまったりして、心が疲れてしまいますよね。
そういったことを過剰に考えてしまう人は「他人から嫌われたくない」「怒られたくない」という感情が優先されて、自分の考えを伝えることを我慢してしまい、自分を追い詰めてしまっている可能性があります。
【原因】
そういった、人の目を気にし過ぎてしまう人の共通点は、幼い頃に親や周りの人たちからよく行動をジャッジされたり、過干渉だったりする環境にいたことが挙げられます。
例えば、テストで100点を取れないと「あの子はできるのにどうしてあなたはできないの?」と他人と比較をされて怒られたり、僕のようにいじめを受けて「目立たないようにしよう」と思ってしまったり「いい子にしないと」という意識が芽生えてしまったりします。
「本当はこうしたいのに」と思っていてもそれを行動に移せなくて「誰かの望むように自分を相手に合わせる」という考えや経験をしてしまうと、大人になってからも自分の気持ちを大切にした行動が出来なかったりします。
自分を出せない環境で育ち、本当の自分をさらけ出せる経験をしていないと、「他人は自分に評価を下して、自分を傷つける存在」として他人を認識してしいます。
そのため人から傷つけられないように「~をしなきゃいけない」とか「相手を喜ばせなきゃいけない」という風な、意識のクセができてしまうんです。
【対処法】
「~をしなきゃいけない」という意識が働いている時は「こうしないとあの人に怒られるかもしれない」という相手の気持ちに意識が向いている状態ということです。
相手のことを思うこと自体はいいことなんですが、逆に言えば「周りの目を気にしている状態」とも言えます。
これは「自分の中の傷ついた過去の経験からつくられた、想像上の相手を気にしている状態」とも言い換えることもできます。
「~をしなきゃいえない」と言う意識は、一時的には傷付かずに済むかもしれません。でも、それは自分の心は置いてけぼりの状態です。
自分の心を置いてけぼりにした状態で相手のために何かをする行為は、結局何も解決しません。
「今の自分はどうしたいのか」という「自分の現在の気持ちを見つめて、それにしたがって動く」という経験を少しづつ積み重ねてください。
いきなり大きな決断はしなくてもいいです、自分1人で決められる小さな決断で大丈夫です。1人で小旅行に行ってみるなど、小さなことから積み重ねていきましょう。
【その他】
少し余談ですが、フランスの哲学者にミシェル・ド・モンテーニュという方がいます。
その方は,
他人から見て幸福そうにしてる人が幸福なのではなく、自分自身で「私は幸福だ」と実感できている人が幸福である
といっています。
周りが幸せそうだとか、この人がどうだとか、そんなことはあなたには一切関係ありません。
あなたが、あなた自信が幸せを感じるかどうかが最も重要です。少しづつ、意識を「周り」から「あなた自身」に焦点を当てるようにしていきましょう。
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