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ダンナの相棒。

義足ではあるが、基本歩いて生活しているダンナ。ただ、今も介護保険を使って電動車椅子を借りている。ちなみに介護度は「要支援2」。

リハビリ病院に転院した頃は、どこまで歩けるようになるかまったく未知数だったことと、仮に歩けるようになったとしても広いショッピングモールを移動する時や途中で歩けなくなった時のことを考えると、車椅子も必要かなと思っていた。

そこで、ネットで車椅子をいろいろ検索したのが一昨年の5月頃。ウチの前はだらだらと長い坂道になっているため、自力でこぐタイプの車椅子(自走式)ではとても上って行けない。ゆえに、候補としてはまず電動車椅子。さらに折りたたんで私がクルマのトランクに入れることができる重さ&サイズのもの。となると、かなり絞られてくるのが実情だ。

そして、電動で折り畳めるコンパクトな車椅子をやっと発見。

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見てのとおり、使わない時は折りたたんでスタンドに立てて玄関に置くことができる。重さは約20㎏。現在の私(52歳・筋力体力ナシ)でも何とか持ち上げることができる。

早速販売している会社に連絡し、使い心地を試したいのだけど・・・と相談したら、入院中の病院に持ってきてくれた。少しの間貸してもらい、院内の移動にガンガン使う。PTさん、OTさんからの評価もまずまず。退院後は、ぜひこれを使いたい! が、購入するとなると40万円くらいかかるらしい。

車椅子のレンタルは介護保険を使うことになるので、事前に地域ケアプラザに相談に。が、ケアプラザと契約している会社が扱っている電動車椅子は車輪が大きく、たためないものであった。分解すればクルマに積めないこともないのだが、いちいち分解するのは難儀。

そこで何とかコンパクトな電動車椅子を扱ってもらえないかと話をして、まあいろいろあったのだけれど・・・めでたくレンタルできることになった。

歩けるのに車椅子必要? と思うかもしれない。でも、退院してすぐの頃は歩いている途中で義足に違和感が出たり、広いところを歩いていると疲れて歩きにくくなったりということがあって、そんな時にはずいぶん助けられた。

現在は主に透析の帰りに利用している。透析が終わると血圧が急激に下がることがあり、ふらついたり倒れたりすると危ないことと、病院から家に帰るまでの道がとにかく暗い。そして坂道なので、透析後のカラダには結構ツライのである。

それでも義足になる前は歩いて帰っていたのだが、家に着くまでの坂道をのぼっていると息があがってしまうし、途中で座れるところや、つかまることができる場所がないので大変であった。道の途中でうずくまって歩けなくなったり、エレベーターの中で突然ぶっ倒れたりという日もあった。今は左脚が義足なので、ふらついたり倒れたりするとさらに危ない。一応私が迎えには行くのだが、歩いていて倒れた時に支えるのは難しい。

そんなわけで、電動車椅子には本当に助けられている。基本的には自分の足+義足で歩くが、助けが必要な場面では人やモノに助けてもらうことも大切。ダンナにとっては、義足とこの電動車椅子が大切な相棒なのだ。

こうして、助けてくれるツールがあることに感謝。使えることにも感謝しつつ、日々を過ごしている。


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