秩父へ②。長瀞町のゆるキャラ誕生。
「わあ~~~静かでいいところ~。」リビングから見下ろす森の緑が本当にきれい。知らない鳥の鳴き声がサラウンドで聴こえてきます。
チビろばちゃんはリュックから「ペンちゃん」を取り出してベランダの手すりに置いて撮影。ペンちゃんは彼女が小学2年生の時に学校のバザーで20円で購入した最愛の友。寝る時も離さず(たいていは朝、彼女の下敷きになっている)、どこへ行くにも連れて歩く。もうかなりの土地を一緒に旅していて札幌に帰省する時はもちろん、宮崎、新潟、高知、香川、神奈川、埼玉…益子や笠間などの近場に出かける時にも必ず連れて行きます。
本名はペン太郎だそうで、空想上の家族もちゃんといる。弟のペン次郎、お父さんはペン五郎、お母さんはペん子。確かおじいちゃんもいたはずだけれど名前を失念。
わたしとパパろばが真剣に敦子さんの作品を選んでいる間、退屈したチビろばちゃんはお絵かきを始める。
「そうだ!せっかくだから秩父のご当地ペンちゃんでも考えようっと」と、「秩父って何が名物かなあ?」と敦子さん、秀祐さんにあれこれ質問し出す。
「名物…なんだろう?蕎麦とか、かな?」
「え、おそば?」…難しそうかな?「かき氷も有名だよ」「かき氷…いいねえ!…氷って、永って書くんだっけ?」「違う違う、氷だよ」
「そういえば、長瀞町で本当に今公式キャラクター募集してるんだよ。確か賞金は5万円だったような…」
がぜん真剣になるチビろば。秩父から長瀞にエリアを絞って本格的に試作をはじめました。長瀞名物をリサーチ。かき氷、ライン下り…。
「上手、上手!」と敦子さん、秀祐さんに褒められ、調子に乗ってくるチビろば。
「でもさ、かき氷って阿佐美冷蔵さんだけでしょ?ひとつの企業だけを特定するようなキャラ、町では採用しないんじゃない?」
親も本気出してきました。5万円は大きい。
「町の花とか鳥とかいないの?」「え?何だろう?」長瀞生まれの秀祐さんもわからずネットで検索してくれました。「セキレイだって」「セキレイってどんな鳥だったっけ?」「白と黒の、よくいるやつだよ」
「力作!上手!!」
「でも、あまりにリアルでキャラっぽくないね。」またしても親が口出しする。五万円。
「じゃあやっぱりかき氷かなあ…」と、最終的に「これで応募する!」とチビろばちゃんが筆を置いたキャラはこちら。
名前は「トロロ」
「氷のとっろろ、と~ろろ。こおりのトッロロ…♪」
「お母さん、それダメでしょ」
「うん、いんじゃない?かき氷だけじゃなく、ライン下りも盛り込んであって。スプーンじゃなくて、竹の竿にした方がいい気がするけど…」
「竿だと、バランスが悪いんだよ。これでいいの」
というわけで、これで応募してみます。ここまで頑張って応募しないと怒られそうだし。
応募期間:令和5年6月1日(木)~令和5年9月1日(金)必着
…となっているので、まだ結構時間がありますね。
夏休みの自由研究課題として制作過程をそのまま提出させてもいいかも。
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「平沼秀祐さん、三好敦子さんを訪ねて秩父へ」のちゃんとした訪問記は
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