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基本の素茹で(白花豆)

白花豆や紫花豆などの花豆は、いんげん豆と同様しっかり水で戻してから調理します。大豆、小豆、事前に戻しておかなくても調理できますが、それ以外のお豆…ひよこ豆やえんどう豆なども基本的に水で戻してから調理すると覚えてください。

1、お豆はさっと洗い、約4倍のお水で一晩戻します。

【裏技】急ぐ場合は、お豆をお湯で洗って温度を少し上げてから厚手の鍋(鋳物や土鍋など)保温性の高い容器に沸騰したお湯を注ぎ、蓋をして戻すと早く戻ります。小粒なお豆なら2時間、花豆でも4時間程度で戻ります。

2、お豆が水分を含みだすと皺が寄ってきますが、完全に戻ると皺がピンとのびてふっくらします。張りがあれば戻った証拠です。

3、水は換えずに戻したお水のまま火にかけます。沸騰したら火を弱め、お豆がゆらゆらするくらいの火加減を保ちます。途中白い泡状の灰汁がモクモクと出てくるので泡は取り除きます。

4、お豆が芯までやわらかくなったら火を止め、塩(乾物200gに対し小さじ1杯程度)を加え粗熱が取れるまで休ませます。
目安として、大きな花豆は40~50分くらいで柔らかくなります。

【裏技】一気に火を通すよりも、沸騰したら火を止めて30分くらい間隔を空けて余熱で火を通し、再度火をつけてまた沸騰したら火を止めまた30分くらい休ませる。という手順を繰り返すと早く火が通ります。
不思議なことに、ずっと火にかけているよりも休み休み火を入れた方が早く茹で上がります。トータルでの調理時間(火を入れている時間)も短くすむから不思議です。余熱で火を入れるので皮が破けにくく、荷崩れしにくいというメリットもあります。

花豆は煮汁も澄んだ味わいで非常に美味しいので、ゆで汁ごとスープにしたりポトフのベースにしたり、ぜひお出汁として使ってください。

まずは、そのまま茹でたてを頬張ってみてください。ホクホク、中はしっとり。これだけでも、もう十分美味しい。美味しいお塩とオリーブオイルをかけるだけでご馳走です。

お豆って、本当に美味しいですね。

【保存方法】茹でたお豆は腐りやすいので夏場は特に注意してください。

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