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クタクタ~胃と大腸の内視鏡検査の1日~

毎日なんやかやと忙しい。
人間の娘達がすでに成人し、手のかかる小さい子どもはいないけど、可愛い2にゃんずに朝から「おなかへった~!」と起こされ、なんなら深夜に「おしっこでた~!かたづけろ~!!」と起こされ片付ける。
2名(命)の可愛すぎるもふもふに癒されることこの上ない……のだけど、長距離通勤の悲しさで時間がないのもまた事実。
結果、「電車で寝ればいいや」と削られる睡眠時間。
5時間ちょっと寝てればOK!だった40代。
50代前半まではしんどくなってきたな~と思いつつ、そんな感じで過ごしてきた。
それで何とかなっていた。
しかし寄る年波には勝てないのだよね。
睡眠時間を増やす努力を始めたのは、ほんのこの1ヶ月。
10月3日のこれまで最大級に辛かった胃腸炎の後から。
食べるの好きで、ついつい口に物を運んで、寝る時間も少なかったら、胃腸は常に過重労働、調子も悪くなるってものです(^_^;)。

と、この年になっての心からの猛省…

少しづつ生活習慣を改めつつ、やっぱり血便まで(初!)出てしまうとね、行くよね、検査に。

そんな訳で、予約のとれた昨日11月11日に胃と大腸の内視鏡を同時に受けてきました。
これまでに胃カメラも4,5回、大腸内視鏡も2回、経験してるので、検査自体は緊張しつつもそれほど心配してなかったのだけれど、予想外の伏兵が。

下剤が効かない!

モビプレップ1リットル飲み終わっても、まるで出ない。

プライバシーに配慮ということで、トイレの隣に小さなソファがあって、そこで下剤が飲めるつくりの個室なのだけど、このソファのスペースが狭いので、大腸を動かそうと運動をするスペースほぼない。
なんとか足揚げとかしてみたり、ジャンプをしてみたり、でも歩くスペースはないし、隣との壁の上部は解放状態で、会話は筒抜け。
看護師さんが定期的に状況をチェックに来てくれる、その会話がまるっと聞こえる。
結局、1リットル飲んだ後で、看護師さんによる浣腸を経験。
私が浣腸になったこと、隣の人にも聞こえちゃってる……。

病院での浣腸は初めての体験。
下剤飲んでて、今、出たくなったら?とか、恥ずかしさとかで、浣腸前の血圧測定でものすごい高血圧。
びっくりしすぎて、あっという間に数値を忘れたけど、170越えてた記憶があり。
浣腸後は順調と言えないまでも、無事、全部出しきって、やっと検査へ。

ここまで3時間半もかかってしまった!
検査前にもうクタクタ。
昨晩、20時20分ごろ、食事を済ませてから、食べてないから、お腹もグーグー派手に音を立てている。

検査には、鎮痛剤使用を選択。
大腸内視鏡で前回鎮痛剤を使用しなかったら、ちょっと検査が痛かった。それほど強烈な痛みではないけれど、次は鎮痛剤を使用しよう!と決心する程度には苦痛でした。
ただ鎮痛剤の使用も、何をされているかわからない不安がある。
例えば、医師の技術が下手で、鎮痛剤がないければすごく痛くても、鎮痛剤有だと気付かなくて、「胃や腸に傷つけられたらどうしよう」の不安。
その不安と、前回の記憶を秤にかけての選択が鎮痛剤使用。
「鎮痛剤が入りますよ」の先生の声の後、数秒は「あら、効かないかしら」と思ったのも束の間、気が付いたら回復室に運ばれてました。

15分ぐらいの休憩後、検査着から着替えたんだけど、注意書き通り、本当に足元がふらふら。
もっと覚めてるかと思ったけど、「あら~」って感じ。
気を付けないと転ぶ。
もうお腹空いてる感じはなくなってたけど、食べてないから体に力も入らないし、かなり疲れた!
鎮痛剤が覚めるのを待つ時間があるためなのか、結果を聞くまでは割と短時間。
20分ぐらいだったでしょうか。
結果…、胃は以前からあるポリープ。(ちょっと増えてるかも(^_^;))
食道は逆流性食道炎を放置しすぎたのがいけなかった。
バレット食道になってた。
まあ、最近は以前言われていたほどバレット腺がんのリスクも高くないとのこどだし、なってるものはしようがない。
大腸の方はポリープなし。腸壁にポチポチと炎症がありで、一部組織検査へ。
そして、最大の問題が、いぼ痔。
座り過ぎに、運動不足に、食べ過ぎに、便秘に、ストレス……
原因あり過ぎて、まあ、やっぱりね~、な結果でした。
血便が出た時に、周りの人が大腸のポリープや大腸がんを心配してくれたけど、
やっぱり私の想像通りの腸壁の炎症&いぼ痔。
食道の方は、ちょっと「うわっ!」
逆流性食道炎も、「まただ」と我慢しすぎてはいけないという教訓を得ました。

2週間後に組織検査と血液検査の結果が出るので、それまでは処方された薬(痔と便秘の)をしっかり飲み、生活習慣の改善に努めよう。

なるべく医者に掛かりたくないのに、やっぱり不安になるとっ行ってしまう。
私の場合は医者に行った時にはたいてい「良く我慢しましたね」状態なので、もっと早く行く方が良いのかも知れないけれど、健康になるためのはずなのに、検査ってすごく疲れる。
一時的に体調が悪化するのよね(^_^;)

昨日も朝6時半に家を出て、帰宅したのは16時過ぎ。
食事なしの検査の一日は本当に疲れました。

現代の美味しかったり、楽だったりの生活。
気をつけないと逆に苦しむ。
現代医学の発達で、その状態でも治療して長生きできるのだけど、

どこまで生きて、どう死ぬか。

最近はよく考える。

長生きが必ずしも幸せとは限らない。

痛いのも苦しいのも御免。

となると生活習慣はやっぱり真剣に体に優しい方向へ考えて整えていかないといけないなと思った一日。

誘惑だらけの現代社会。
なかなか難しいけど。

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