ヤマハピアノU1D
※この記事は過去におはなピアノのウェブサイトに載せていたものです。
先日、ヤマハのU1Dを調律しました。
1959~1965年まで販売されていたようです。
当時の価格は195,000円、現在の価格に換算すると1,112,000円のようです。
2本ペダルなので、現在の中古ピアノ市場における価値はあまりありませんが、
このピアノは親子三代で大事に使われています。
憧れのピアノを買い求められた祖父母の思いを、
お孫さんも受け継いでくれているのですね。
素晴らしく価値あることだと思います。
私もお付き合いが長くなってきたピアノなので、
不具合が見られるたびに、センターピンを替えたり、切れた弦を張ったりして、
ピントルクも緩くなってる部分があるので、音合わせも優しく慎重に。。。
しかし。
今年は床暖房という凶器によって凄い狂い方をしていました。
ピアノもだいぶおばあちゃんだからあまり負担をかけて欲しくないのですが、
ここまで狂って子どももびっくりしていることを前向きに捉えるとすれば、
楽器を演奏するということは、きちんと音を合わせるところから始めるのだ、
という意識が芽生える、かもしれないですね。
電子ピアノには絶対に起こらない現象ですから。
でも、ピアノ以外の楽器の演奏家は、みんな演奏以前に、
楽器そのものの音に耳をすませてチューニングする訓練をするわけですから。。。
まあ、断熱についてお話ししましたけどね^^;
今年の冬、無事に乗り切って欲しいです。(ピアノが)
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