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Ohana news 2022,Feb

今月のピアノ

おはなピアノでは一か月に一台、預かりピアノクリーニングを承っています。今月のピアノはこちら。

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鍵盤がありません!実はこのピアノは鍵盤修理の必要があり、すでに取り外しているのですが、一般的なピアノのアイデンティティが失われた姿となっていますね。。。早く生き返ったピアノをお届けできますように。

コロナ禍とピアノクリーニング

コロナ禍でピアノは家の中でできる趣味として注目されました。特に家で眠っていたピアノはSDGsの流れもあってか?再び使ってみようという方が増えたのかもしれません。おはなピアノでもクリーニングのご依頼は途切れることなく続いています。

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これは現在お預かりとは別のピアノですが、長年使われていないピアノは、このように鍵盤の下にもホコリがたまっています。弾いているときにはホコリは見えませんが、ハウスダストアレルギーのあるお子様などには危険かもしれません。ぜひピアノ移動の際には、運送業者などに相談してクリーニングを実施してから、新しい場所でピアノに活躍の場を与えてほしいと思います。

とはいえ外装クリーニングは運送業者さんもしているところがありますが、内部調整は技術者の手が必要です。ぜひ内部調整も実施できる体制(技術スタッフがいる、外注先がある)か、ご依頼前に確認されると良いと思います。

大橋幡岩設計の山葉ピアノコンサート

最後に、おはなピアノのニュースではないですが、3月5日(土)に浜松市博物館にて大橋幡岩設計の山葉ピアノを使用したコンサートが開催されます。生配信も行われますのでお時間合う方はぜひ。

おはなピアノのkaoriが、昨年秋から一橋大学、愛知県立芸術大学、静岡文化芸術大学、東京芸術大学の研究者とともに行っている「20世紀序盤の本邦・東アジアに存在した/存在しえたピアノの調査」に末席で携わる機会を得ており、その活動の一環としてのコンサートです。大学院に進学してからもまさかこういう機会に恵まれるとは思ってなかったので、人生一歩踏み出してみるもんだな~という感じです。調査では個人的に鼻血が出そうな資料との出会いにあふれているので思わず色々語りたくなるのですが、口外禁止です。私はペーペーのリサーチアシスタントなのですが、この調査自体を今後どういう形にしていくのか、先生方の方針に興味津々です。

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