「夢に見た人」に会うというロマン

今回の日刊かきあつめテーマは「 #私の不思議体験 」。

前回の記事をお読みになった方は察して頂いたかもしれないが、私は宮崎あおいが好きである

好きになった理由はなんて事ない。会ったことがあるからだ。夢の中で

待って待って。もう少し聞いてくれ。
その時の夢がなんとも不思議だったのだ。

その夢の中で来たことがない街にいるのだが、何故かその街を知っていた

私は街の中を走っていて、あの角を曲がればレンガ造りの家が三軒並んでいて、突き当たりの柵を超えると街の広場に出れて…と何故かその街のつくりを知っていたのである。

街の中央にある広場で特別可愛い女性に会ったのだが、それが宮崎あおいだった。
そして、二人で街のどこかを目指して走っていく。

これ以上は鮮明に思い出せないが、その時から宮崎あおいを意識してしまっているのである。いつか宮崎あおいに出会うのではないかと。

映画のスターに会えるなんて夢物語。しかし、もし本当に目の前に「触れてはいけない」という条件で現れたらどうするだろう?

その疑問に答える映画がある。

『今夜、ロマンス劇場で』

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夢とロマンに溢れるこの映画を、ネタバレたっぷりで紹介したい。

映画監督を目指す健司(坂口健太郎)は、少しドジなところがあるが誠実な青年。働いている映画会社の社長令嬢(本田翼)に好意を寄せられるも、健司には一途に想いを寄せている相手がいた。モノクロ映画のヒロインである美雪(綾瀬はるか)だ。

そのモノクロ映画は既に見る人がいなくなった作品だったが、健司はスクリーンの中の彼女に会うために映画館の館長にお願いして、毎日特別に見せてもらっていた。

しかしそんなある日、このモノクロ映画がコレクターに売られてしまうことになる。健司の願い空しく、最後の鑑賞となった劇場で奇跡が起きる。なんと美雪がモノクロの姿のままスクリーンの中から飛び出して、現実世界に現れたのだ。

「一度、カラフルなこちらの世界を見てみたかった。この世界を案内してくれぬか。」

そう言う美雪を色々なところに案内するうち、少しずつ二人の関係が深まっていく。
しかし美雪には「人のぬくもりに触れると消えてしまう」という制約があった。

触れられなくても一緒に居たい気持ちと、消えても良いから触れたいという気持ちの間に揺れ動く二人。気持ちが抑えられなくなった二人が出した答えは―。

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今ならamazonプライムで無料で観れるので、気になる人はチェックしてみてほしい。
特に、「自粛のため、好きな人に会えない」アナタにおすすめしたい。今ならば、愛しい人に触れられない彼らの気持ちが分かるだろうから。

***

ところで、宮崎あおいに会った夢は一度だけで、それ以降会うことはなかった。だけどその時に見た街は、今でも時々夢に見る。その度に、私は知らない人たちと街を駆け抜けている。

あの街は一体どこなのだろうか。

編集:アカ ヨシロウ

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