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「この世界もまんざらじゃない」と思って生きていたい

毎日毎日、テレビをつけてもネットを見ても、

「今日は何人」

「どこで何人」

とやっている。

ザワザワと不安になっては、テレビを消したり、スマホを放り投げたりする。

何かの本で読んだけれど、この世界は、修行のための場なのだそうだ。修行の必要がないほどに魂が成長した人は、そもそも地球に生まれて来ない。
…なるほど。

試練が続くのは、仕方がないのかもしれない。
なんたって修行だからね。

でも、試練の中にあるときだからこそ、良いことを見出していかなければ、とても乗り切れない。
希望を持つことでしか、人は生きられないよね?

「この世界、最高かよ!」

そう言えれば万々歳だけど、さすがに今は、そこまでは望めない。
でもせめて、

「この世界も、まんざらではないな」

そんなふうに思って生きていたい。

嫌なことがあっても、先行きに不安しかなくても、毎日少しの良いことがあって、というか、毎日少しの良いことに気づくまなざしを持っていて、

「こんな日々も、こんな世界も、まぁ、そんなに悪くないかもしれない」

と思えたら、なんとか生きていけるんじゃないかと思う。

※※※

まなざしを、磨かないとね。  

小さな子が、お砂場から、キラキラの小さな石を見つけて歓声を上げるように。

詩人が、雨上がりの花にしたたる雫の中に、美しい世界を見出だして息をのむように。

歩き疲れた旅人が、森の中で、ぴょこんと飛び出す可愛らしい動物に出逢って思わず微笑むように。

※※※

今日は、息子を模試に送って、娘の欲しい本を買った。久しぶりにnoteも開けたし、その間に夫が洗い物をしてくれた(どうした?)。

洗濯物は乾かないし、仕事も進まないし、泣きたくなるようなニュースばかりやっているし、今日も痩せなかったけれど、家族はそこそこ元気で、いつも通り忙しい日だった。

それでいい。

それがいい。

この世界は、まんざらでもない。

 

書斎を抜け出し、ダイニングにて。  maman.





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