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やりたくない子どもたち

このようなアンケート結果があります。

小学生1000人に「夏休みや放課後にやってみたいことはなんですか?」というアンケートの順位1位~5位までこのような結果になりました。

1位 サッカー
2位 ドッジボール
3位 鬼ごっこ
4位 なわとび
5位 なし

注目することは5位の「なし」です。
この「なし」の中には「やりたいことがない」「わからない」「どうでもいい」などが書いてあったそうです。

親は子どもに対して、運動も勉強も、遊びもチャレンジしてほしいと願っていると思いますが、当の子どもは、チャレンジしようとしない。そもそも、自分のやりたいことがわからない、考えたことがないと思っている子どもは少なくありません。

その要因は「自己肯定感の低さ」が原因になっている可能性があります。

自己肯定感とはわかりやすく言いますと「自分のことを信頼している心の状態」です。

成功しても、失敗しても僕・私なら頑張れる!という感覚を持っている子どもは放っておいても新しいことに取り組もうとします。失敗してもくじけずに、繰り返しチャレンジしようとします。

反面、「自分のことを信頼していない」子どもは、やる前から「失敗するのではないか?」という不安が先だって、やろうとしないのです。

子ども達が大人になったときに、やったことのない仕事にチャレンジして、失敗しても何度でも立ち上がるには高い自己肯定感が欠かせません。親元をれた後の人生を支える大きな力になってくれます。

高い自己肯定感を築いていくには、子どもの内面、想いを褒めていくことが大切になります。
子どものことをよく観察して、他の子どもと比べるよりも、過去の自分と比べて成長していることを褒めるようにすることが大切です。
出来ないことがあっても、子ども達は一生懸命頑張ります。結果よりも大事なことは「一生懸命頑張ったこと」。沢山ほめてあげて下さい。それを繰り返すことで高い自己肯定感が身に付きます。

子どもの自己肯定感を下げてしまう親のタイプ、次の項目で4つ以上あてはまる場合は「要注意」です。

□ まじめで完璧主義
□ 仕事や家事をテキパキこなすタイプである
□ 普段「失敗」することがあまりない、「失敗」が怖い
□ 子どもの世話を先回りしてすることが多い
□ 子どもの勉強を誰よりも積極的に教えてあげたいと思う
□ 子どものスポーツの試合など積極的に行き、叱咤激励をする
□ 子どもに「ご褒美」を買ってあげることが多い
□ 兄弟、姉妹同士を比較して見ることが多い
□ 親は子どもにできるかぎり「最善の環境」を整えるべきだと思う」
□ 人生は結果や成果がきわめて大切だと思う 
□「子どもがご先祖に似ている」といった話が好き

このようなタイプは「親の都合」で子育てをしているように感じます。子育ては「子どもの想いに耳を傾ける」ことです。

上田先生原稿(R4.8月)

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「ふくおかのママのための情報サイト」ママNaviの「子どもの自己肯定感」講座のページはこちらです。


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