Prose

前回の短歌を見つけた際に一緒に見つけたものです。18歳から19歳までのもの。供養したいので。


ただうるさいだけのテレビをぼうっと眺める程度には不幸。丸い月がクジラの目玉みたいで、排気ガスで濁った夜空にぼかされた目の縁がこちらを睨んでるようで、私は縮こまってしまった。

言い訳きついよ君

チョークが音を立てて割れる音

先生、私、変わっちゃったのかな

鋭い犬歯が君の唇を傷つけぬよう優しく口付けるのです

1人で歩くと歩き方を忘れそうになる
足と反対の手を出して、一歩、一歩
大丈夫、まだ歩ける

誰に謝ってんだよ俺

空へ落ち行く我そして君

目覚まし時計に殺される夢でしか会えないあなた

どうする?見えることの無い月の裏側に見たこともないような基地があったら

一緒に星になろうって約束したじゃん

来世では自由になろうって約束した君は今では自由だから昔の君はきっと死んでしまったのだろう

死にたくなるのはお互い様

夢でしかなかったのかな、ってそんな

愛してるよ、愛が何か知らないけど

あの日はやけに空が低かった

マニキュアを塗って直ぐに落とすを繰り返す

死ぬってどんな感じだろうとしばしば考える。清浄な空気を肺いっぱいに詰め込んで線路に横たわる。痛いほどの青空の下両手を広げて屋上の縁に立つ。そんな妄想ばかり浮かんで、現実の自分はさっぱり死ぬ気配がないのほんとに腹が立つ。嘘。でもなんで私は死なないんだろうってずっと思ってた。いつも死んでやるってら思ってた。夜の排気ガスが薄まった空気を思い切り吸い込んで、ああこのまま死ねたらって何度も思った。

私実は死にたいんだ、なんて誰にも言えなかった。誰にも言えない秘密はなにと問われればそんなものは無いと答え、心の中に渦巻く希死念慮を晒すことは無かった。そうしていると段々ともやがかったような違和感が胸の中に燻っていった。それすら見て見ぬふりをしていたら死にたいことが当たり前になった。学校が始まる、ああ死にたい。休みが始まる、ああ死にたい。明日は友達と遊びます、ああ死にたい。お腹が減りました、ああ死にたい。何をするにつけても死にたさはオプションとして付随するようになった。将来は詩人になりたいんだなんて夢も誰にも語ることの無いまま私はきっとみんなと同じように就職して、ストレスに晒され死にながら生きていくのだと思う。苦しいな人間。なあ、私の希死念慮。

君だけは散らないで。

ビニールハウスのなかで「死にたい」と零す苺

いつか見た事のあるような気がして振り返るけどやっぱり違う景色だった。あの頃の風景はもう二度と戻ってこないのだと思う。あの頃の高揚感を彷彿とする。あの日しきりに聞いていた曲も、あの日言った言葉も、言われた言葉も、全て思い出せるのにもうあのころの私達はいない。いない。どこにもいない。あの景色もなくてあの私たちもいない。この記憶の中でしかあの私達はいない。
消えないで、どうか消えないで。

何だか辛いと思うのです。私は、何かが足りないといつも思いながら生きているのです。

ミッションスクール出身の私は今聖書で読んだ愛について思い出しているところです

タイヤ痕のついた花びら

上手く開けれないコンビニのおにぎり

色さえ数字化される世の中で

帰り道、雲のかかった夕焼けを日傘越しに見た。それはたいそう美しく思えて、心が震える心地がした。帰り際買おうと思っていたビー玉は買い損ねた。ビー玉越しに光を覗いたならばどんなにいいだろう。

最近少しだけモヤモヤすることが増えた。別に泣き喚きたいほどでも、死んでしまおうとするほどのものでもない。私は私であることが嫌だなとおもう。たのしくなりたい。嬉しくなりたい。返して、みんなを、変わってしまったみんなをかえして。

葉が落ちて剥き出しになった両手以て空に手を伸ばす冬の街路樹

図太いふりしなきゃやってらんない

コートに顔を埋めて不自由

おじいさん、その振り上げた杖をどうするつもりですか、もしかして私を殴ろうだなんてないですよね

他人から他人への愛はきもちわるい

酒もタバコもいいです、大人にならなくていいです

玩具の行き先を知っているか

アンパンマンのセピアがこっち見てる黒い無機質が、黒い染料が、

丸い顔の正義の象徴 あいつは誰も殴らないらしいぜ

私たち平らな会話しか出来ない

瞼のひとつの線にこだわる時間とあなたが単語を覚える時間

死んじゃえって私が思ったひとは誰かの愛情をうけている?

どうせ死ぬどうせ死ぬっていつ死ぬの

目の前を歩く人すら嫌い

砂を噛んでる砂を食んでるメテオリゾット

入賞した詩をこぞって読むな

あたたかい気持ちに愛と名付けては母の布団を掛け直す夜

じわじわと滾る私の逃避願望がついに堰を切った。お前はいらないという災声を遮ろうと大音量でロックを流した。ひとりになりたかった。SNSなんてやりたくなかった。傷つきたくなかった。傷つけなくなかった。傷ついた人を見たくなかった。全部やめたかった。ピアスもタバコも酒も我慢した。良い人でいようと、せめて普通でいようと、あわよくば笑わせようと、無意識のうちに自分に強いた。私より頭のいい人なんてごまんと居た。私より要領のいい人もごまんと居た。特別にも平凡にもなれず中途半端な人間になり腐った。文学と音楽だけが救いだった。娯楽だった。私が唯一現実を忘れられる手段だった。逃げる方法を考えようにもあとの始末ばかり気になって踏ん切りがつかない。私はそういった面でも中途半端な人間だった。消された電気に隠れて泣いた。涙は出ずとも私は泣いた。全部嫌になったって誰も私を見ちゃいない。

まだ18と言われますけど悲しみにこれ以上耐える術を知らない

私は切ないが苦手

わたくしはこのせつなさとさみしさとかなしさを奥歯に詰めて寝る

ゆっくりと薄らと張った膜のふち零さぬようにと瞼を閉じる

もう私きっとあなたがいなくても大丈夫

あなたがいなくても大丈夫な私 それを見てほしかったのもあなた

泣いている 愛には終わりがありきみも いつかは死ぬという事実にて

人と分かり合えないということと、自分の弱さに気づいてしまって1人で泣き崩れることしか出来なかったあの日の午後が未だに私の根源になっている。未だにあの時に聴いた曲が私を縛る。心臓みたいなちっちゃな果実のようなものをひねり潰して、痛みに悲鳴をあげるこころを見ないフリして、空の飛翔体と、空気中のウイルスと、地中の人骨とで構成されるこの世界を呪う。厭世。

しあわせなきおくを少しずつ綯い交ぜにしたような夢をみて、目を開く直前までにあったしあわせのふわふわが現実の昼の光に照らされて消えていって、それがかなしくなくて、ただ体の内側に風が通ったようなきもちになって、そんな休日だった。

情報が多い。つかれる。

私はなんで今まで手首も切らず、首も絞めず、薬も飲まず、生きてこれたんだろう。

泣きたい時に泣きつける人がいたら良かった。悲しい時に悲しいって言える人がいたら良かった。

自分の両手で自分を抱きしめて、慰める。愛とか恋とか絆とかお熱いこった。

なきたくなるよひとりにしてよ

たとえばあの有名人が死んだとか、たとえばあの国が昨日ミサイルを打ったとか、たとえば昨日ネコの死骸を見たとか、たとえば少しずつ擦り切れてガサガサになった心とか、たとえば1年前に死んだあの人と1歳年の差が縮まったとか、指のささくれとか、口内炎とか、布団に入った途端に眠気が飛ぶとか、5分おきのアラームとか、写真で見た東京タワーとか、LINEの通知とか、

悲しいことを悲しいと思ってはいけないとなぜだか強いていた。地盤が揺らいで明日は人類が滅ぶ予言があるとか恐竜が隕石で滅びたとか文豪の逸話とかそんなことだけ考えていたい。電話が苦手。人間関係が苦手。人と喋るのが苦手。そのくせ都合がいい時だけ人類の幸せ願ったりするんだ。単純だから、馬鹿だがら。狭い世界だってのはわかってる。でもさ、流星だって死に際にどこの誰ともしれない人間なんかの祈り背負いたくなかったと思うよ。不謹慎だ、星が死ぬのに。

神様がいた。月をこねくり回して作ったり、星を余った月の素で散らしたりした神様がいた。気まぐれに熱くて大きな太陽を作って、月を照らさせたり、生命体が生きるのに適した月より少し大きめの球体を作った神様がいた。
私たち、見放されたのよ。目に見えないものにやられるような人間なんて、遅かれ早かれいつか滅びてた。そうでしょう?

あかるいね、あかるい。瞼の隙間から差してるひかりが、刺してる刺してる刺してるいたい

赤と青を混ぜて歪な色にして、また心臓に返した。カエルのひしゃげた鳴き声に泣きたくなって、つらさもかなしさも全部みないふりしてアルコールで輪郭をふやかした。片方無くなったワイヤレスイヤホン。靴。箸。手袋。はじめはなかったはずの人間。にんげんがつくりだしたもの。

ドン・キホーテの黄色い光と車のヘッドライトが頭を痛めて、こめかみを押さえた。みんながみんな他人の顔をして歩いてる。他人と他人が寄り添っている。他人と他人が笑い合っている。他人が電話を他人にかけている。誰も私のことなど気にしていないことが酷く心地よい。同時に気味が悪い。特に自分だけが見られている訳でもないのに目に力を込めて虚勢を張って歩いた。歩く人皆一様にマスクをしている。コロナウイルスで世界が脅かされている今日。人が政治にやっと口を挟むようになった今日。

19年余生きた私が人生を語ってはいけませんか。心が無理って思う度に本当に無理になって泣きたいって思う度に本当に泣きたくなった。弱くないと思えたら良かった。特別だと思えたら良かった。全ての選択の岐路を後から振り返っている。どうせ後悔するのも常。全てに疑心暗鬼で全てを諦めてるとか言うくせに全てに期待してるんだ愚かだから。

思い出話ばかりしたがるのは今現在のことが不満だから。

一人で生きていくつもりでいる。他人は私のために生きてはくれないから、私自身が私のために生きなければいけないと、せめて親の死に目にだけは立ち会うまでは生きなければいけないと、思っている。

かなしい音楽がかなしいままで私の閉じ込めたかなしみを抉り返してくる、自傷。愛って1番無垢な概念だから、みんなそれを持った瞬間弱くなる。

どうしても苦手なもの。
お涙頂戴ドキュメンタリー。甘い恋の歌。大衆いわく元気が出るうた。人が死ぬニュース。背後に立つ人。布団の中の湿気。外に出る準備。早起き。昔の人が出てくる夢。冬が春になる時期。政治評論家。白あえの野菜。本を読んでいる時になんの本かと聞いてくる人。

手を繋ごうよ、赤い血の人。人類みな同じ血の色をしてるのに肌の色とかで差別するんだって、馬鹿らしいね。

私が世の中を厭世すること、嫌な人がいるんだろうね、だから私は無意識にこの側面を見せないようにしているの。人間って気持ち悪いから人のある1側面を見つけたら奥まで探りたがるの、人間って気持ち悪いから。

1番綺麗でいて欲しい人がよごれていくのを後ろから見てる。

どうしよう。血が流れる音がする。左手首を右手でぎりりと掴んだまま湯船から立ち上がる。右手の下から血が滴り落ちる。あかい。水面にぽつぽつ落ちている。少しずつ赤が広がって消えて、その間隔がどんどん短くなる。どうしよう。どうしよう、というのは後悔しているわけではなく、その状況で自分が嬉々としている事実に気づいてしまったということだ。どうしよう、私生きてた。生きていた、みんなと同じ血の色だった。生きている、悲しいほどに浅ましく。なぜだか涙が出た。涙とは血から赤血球を抜いたものだという。ああ、私今1箇所のみならず2箇所から血を流しているんだわ。うれしい。うれしくて、うれしくて、かなしくてないた。湯船に蹲る。人間だから血は赤かった。カブトガニみたいに青いわけでも、ゴカイみたいに緑色なわけでもなく、人間だから、脊椎動物だから、赤かった。泣いた。疾うに血は止まりかけていた。額に手首を祈るようにあてる。涙は一向に止まらなかった。泣くことも一種の自傷行為なのかもしれない。私たちは自分を傷つけながら生きているのだわ。世間に馴染めなくて、あまりの生きづらさに自分はもしかしたら血が通ってないのかもしれないだとか馬鹿げたことを考えてしまった。血の通った人間だった私は喜びの次に自分自身が適合していないことを突きつけられてしまった。狭い浴室には少し鉄の匂いが漂っている。嗚咽だけが響いている。外からラーメン屋の屋台の音が聞こえる。全てが現実だった。話しかけても無視されること、それが惨めではじめからなかったことにするフリをすること、楽しみにしていたクッキーが粉々に割れていたこと、好きなバンドのボーカルが死んだこと、好きな人と友達が付き合っていたこと、何もわかってないフリしておどけて笑うこと、外出する時の騒音、親が片方いなかったことになっていること、友達に心を開けないこと、私よりも私の得意なことを得意な人がいること、弱音が吐けなくてついぞ我慢できなくなったら情緒不安定な扱いを受けること、全部本当らしい。ぜんぶ、私が人間であることも、本当らしい。涙が落ちてボタボタと水面が音を立てる。人に縋ることすらいつからが浅ましいと思うようになった。誰も私のことを知らないなら私だけが私を慰めて認めてあげればいいと思った。時々酷く虚しくなって、こうして手首を切ってしまうことがあっても、涙まではこぼしたことがなかったのに、随分と弱くなってしまったものだ。自嘲する。ああ、なんで私は人間なんだろう。魚になりたかった。水になりたかった。海になりたかった。聞き分けのいい子でいたら自分の気持ちを聞き分けることが出来なくなった。切り傷に水が染みる。その痛みだけでさらに涙が出た。屋台の音は遠ざかってしまった。鉄の匂いにも鼻が慣れていく。嗚咽は未だ止まらないままで、ついぞ私はこの狭い浴槽に一人きりのような感覚に陥ってしまった。私はこの狭い世界をまだ生きていなければいけないのだ。

私は私に厳しくそれでいて優しいから、怒るべき時と慰める時がわかっている。だから今は、私が私のことを責めている深夜は、私は私のことを精一杯慰めなければいけないとわかっている。早く寝てしまいな、大丈夫よ、音楽と文学があなたを守るから大丈夫よって言って、夜の静かな空気を肺に満たして瞼を閉じさせる。目を開けたまま死んでしまった瞳を閉ざすように、人差し指と中指で優しく瞼を撫ぜてあげる。閉じた目に浮かぶ涙を私は優しくなぞってあげる。安心させるように、悲しいことなど何もしらないみたいな純粋な手のひらを装って、背中だったりお腹だったりをゆっくりトントンしてあげる。朝が来てもよくならないかもしれないけど、大丈夫だよって。無責任な大丈夫は身を滅ぼすということは黙ったままで。私はこの私に必要なことは同情と温もりと手のひら、そして無責任だとわかっている。

誰も救ってくれなかったから私だけは私だけは私を救ってあげなければいけなかった。どうして誰もわかってくれないと諦めている諦めている私は私を守ってあげたかったけど無理だった人のささいな言動に傷ついた誰かが誰かを殺すなら私が私を殺してもいいと思った私は死んでもいいと思っているむしろ死にたいと思っているあの時死ねばよかったと何度も思った美しい思い出が私を引き止める美しい人がいるだけどそれ以上に悲しい思い出が悲しい出来事が最悪な人がいる無神経な人がいる死んだら悲しむ人がいるって言うけどその悲しむ人は私に何をしてくれた何もしてやれなかったくせに被害者ヅラするんじゃねーよみんな嫌いみんな嫌い何もわかってないくせにわかったような顔するの誰も信じられない。

いつか忘れてしまうぬくもり

子供の手を離れて空に飛んでしまった風船

この諦めも憂いもまとめてかなしみと呼んでくれ

忘れないでいてあげたかった前の私の事、もう随分と忘れてしまったなあ。

ポップコーンの少し硬いところ

たまにしか読まない本で暮らしてるたまにしか喋らないあの子

すこしだけ泣いたりしてみるすこしだけ泣いたりしてみた かわらない なぜ

「死にたい」を負の感情の最大公約数的にみてはいないか。

上手く呼吸が出来ない事。

可愛く笑ってみせるから大切にして

夢の中でしか誰かに縋ることも誰かの前で泣くことも誰かの腕に抱きつくことも出来なかったのよ私

もう私ダメだって言ったら抱きしめてくれるか?

誰か助けてって言っても誰も振り向いてくれないのは「誰か」って言うのが誰も指していないから。火事の現場と同じ。名前を呼ばなきゃいけないの。でもそんな時に呼べる名前が無いの。だから誤魔化して誰かって言ってるの。悲しいね。

春の香りだけがする春と冬の香りがする秋

お前のことは誰も知らない
私のことも誰も知らない

傷がある方が綺麗じゃん

指の先からじわじわと汚れが蝕んでいってる気がして全てがダメだと思うなどする休日

好きな歌が苦しい

泣きながら帰る時だって必要だとおもうの

眠剤がからだのなかに効きわたり あえないひととたまに会えたり

あの時に死ねばよかったあの時に泣けばよかったたったったった

ベランダからみえる狭い夜空の星で裸眼でも見えるきっと明るいであろうものがあって少し涙が出た

夜の方が呼吸がしやすい気がして、なんだか全てが悲しくなった。自分なんてものはとっくの昔にわからなくなってしまったし、産まれる前から死にたがっているような気もした。自分という輪郭が鮮明になった午前4時、どこへ行くとも知れない車の音が聞こえて、関わることの無い人がいるということに安堵した。私はどこまでも孤独であるし、同時に細胞でもあった。

さいわいとはなんだろう。傷一つない安寧など存在しうるものなのだろうか。

結局ままならないことばかりで、私は私を悪く言って殺すことしか出来ない。

歴史は長いからこんな文同じものがあっても仕方ない

初恋の人の一番好きだった部位は顎の骨。あと背中。

薄らと重なり続けたものが溢れた瞬間周りは急に怒ったとか言うの。

暖かい春風が吹いて前髪を揺らして私は惨め

今晩もいっそう重い理想など1つ2つと思って眠る

太陽が舂いていく瞬間の一際輝く山際が好き

人間らしさを強いられている

太陽の下にいるより冷房の効いた部屋で夏を感じる

震えてる手首を握りしめてみるどうしよう血が流れる音がする

明日は魚の死骸を買おう死骸を食らって春を生きよう

間違えたくはなかったのよね

私は惨めなんかじゃない 矛盾

泣きたくなるぐらいかなしいことがたくさんあってその時に泣かずにいた分の涙がずっと溜まってて

死にたいほど辛いというとじゃあ殺してあげると言う

こんな時呼びたい名前のひとつもない

紫の爪と不揃いな二重幅低い生命意欲とわたし

両の手で目を覆って隠しても聴こえてくる声が寝かせはしない

涙が出るほど悲しいって、よく考えたらよっぽどでは?

みんなを置いていくか、置いていかれる夢をみる

眠るために
何も考えないようにするために
思考を鈍らせるアルコールが案外楽しくて私は自分の中に潜んで燻っているさみしい希死念慮を見ないふりする

この世のすべての漢字の読み方、あなたがわたしに全部教えて

音楽のライブ音源に入ってる拍手とか声の掠れとかすきです

行間どころか文字の間までも読む

隠してばかりで疲れたよね

私のこともたすけてください

今まで生きてたことが不思議よ

私の事殺してくれるって言ってた、あれはどうなったのよ

そこら辺の花壇からむしった花をガラスのコップに突っ込んで水道水入れて置きたい大切にしたい

傷ついた心を両手で包み込み額にあてる温めてやる

愛を純粋に求められる程無知ではいられなかった。

お元気ですか。ええ私はままならないこころを優しく撫でてあげてます。

適当に流していた音楽のある一節に心をえぐられるような心地だけで生きてきました。

かなしいこころとかなしいこころがあわさってかなしくてたまらない心ができた

あなたどこまで行く気なの、私の事置いていくの

ひらがなだけが優しくしてくれる

いつまでもこのままでいいいつまでもかわらないままこのままでいい

会いたいと思える人がいなくてもわたしはこの世でいきているのだ

生きていなければならない義務のなか美味しいご飯は美味しいままで

好きな食べ物とか好きな音楽とか教えたくないわかられたくない

抗不安薬で騙した体

薬を飲んで矯正した私は本当に私になるのかな

赤いダッフルコート冷たい手水思いのほか強い叩きおみくじ並んで投げ入れるお賽銭砂利の駐車場

かなしいおもいでをかなしいままできっとわすれてしまうのにくりかえしおもいだしてかなしくなってでもいつか忘れるからっていやそれいつなのいつ忘れるのって自問自答だれも答えないさよならさよならさよならわたしさよならわたしさようなら

痛くて悲しくて眠れないまま午前3時

またあしたがきてしまう眠れないまま私だけが置いていかれたままあしたがきてしまう

懐かしい音楽が懐かしくて痛いかなしい

ずっと安心していたいだけ攻撃される傷つけられてしまう心がどんどん弱っていく

薬で殺した弱い部分の私だって私だったのに殺しちゃってよかったのかな 惜しいことをしたのかもしれない私は私の一部を無くすことがこわい
共存したかった。出来ない部分を生きていけない部分を本当に切り捨てなきゃいけなかったのかな。

この部屋に散らばった心だったもの かき集めて抱くこの腕で抱く

傷つけた癖に平然としているその刃なんかへし折ってやりたいお前の首のことだよ

私の中の美しい思い出順不同
カーテンから差し込む朝の光の中でうとうとしながら母の朝食を作る音を聞きながら毛布にくるまってプリキュアの始まりを待った幼き日。
自由曲のアルトのパート練習でピアノが引ける人がおらず昼休みの度に音楽室に友達とピアノの練習をしに行ったこと。
高校生。友達と近くのコンビニへ軽食を買いに行く。冬。笑い声。横断歩道。階段。マフラー。


ここまで読んでくれた人いたら、ありがとう













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