音楽雑誌の楽しみ方
ここ1,2年で音楽雑誌を買うようになりました。
この間購入したMUSICAがとてもよかったので、最近まで見向きもしていなかった音楽雑誌というものの、いいなあと思うところを書いておきます。
1 作品の深堀りのおともに
好きなアーティストの新譜が出たとき、これまではその作品をたくさん聴いて、同じように聴いてる人の感想をSNSで探して、ライブに行く・・・という流れでかなり満足していました。でも、新譜に合わせて出る雑誌のインタビュー記事を読むと、より作り手サイドの思いや作品に込めたこだわりを知ることができます。ライブのMCとかでも話してくれますけど、当然ですが雑誌の方が圧倒的に情報量が多いです。
先日購入したMUSICAのBase Ball Bearインタビュー記事を読んで、ここは自分が思ってたことと同じだ!と嬉しくなったり、そこは全然思い至ってなかった・・・と気付かされたりするのは楽しい時間でした。インタビューを読んで改めてアルバムを聴いてみると、自分にひっかかる曲が違ってきたりします。
2 範囲外のアーティストに触れる後押しに
雑誌を買うと、せっかくお金を出しているので、目当て以外のアーティストの記事もパラパラ読みます。ここで結構気になるアーティストに出会うのが面白いなと思いました。
先日買ったMUSICAでは、クリープハイプをすごい熱量で特集していたので、ちょっと聴いてみるかあという気にさせられましたし、UNISON SQUARE GARDENのライブについての記事を読むと、素直にライブ見てみたいなあと思いました。実際、クリープハイプの新曲「ナイトオンザプラネット」はすごくいいなと思い、次のアルバムは聴いてみようと楽しみにしています。
クリープハイプもユニゾンも、もちろん前から存在は知っていましたが、なんとなく手をつけず今まで来ていた存在です。そういう、存在だけは知っているというアーティストに触れてみようという気にさせてくれたのは記事のおかげです。
これは感覚的な話なんですけど、サブスクリプションサービスなんかでおすすめアーティストで表示されるよりも、能動的に聴く気になる気がします。アルゴリズムに基づいて表示される、数多あるおすすめアーティストの一人ではなくて、最初からひとつの存在として頭に入ってくるからでしょうか。
3 新譜チェックのコンパスに
ここ半年くらいで、これまでより多めに音楽を追いかけるようになって、これはとても追いきれない・・・と思っています。
配信主流になって作品リリースのハードルが下がったり、スパンが短くなったりしているのか、本当に無数のアーティストたちが毎週どんどん作品を世に出していて、自分でひとつひとつ聴いて好きか確かめたいけど、時間がとても足りません。
今月はMUSICAの「MEGAMEGA DISC REVIEW」をパラっとみて取捨選択の基準にさせてもらいました。
直近で買った雑誌だったんでMUSICAの宣伝みたいになってしまいましたが、音楽雑誌のおかげで、より音楽を楽しめてありがたいなあという話でした。お読みいただきありがとうございました。
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