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関係性とクリエイティブと干し柿と

干し柿をつくりました。友達たちとともに。近所の八百屋さんで300円で大きい袋いっぱいの渋柿が出てました。ばあちゃんから作り方を教えてもらって、みんなでつくりました。
みんなで机を囲んで料理的な作業をするというのは、普段の自炊とまた違った魅力があります。みんなでやったほうが作業が早く終わるっていう利点もあるけど、場として楽しいっていうのは大きい要素だと思います。

関係性としての保存食づくり

関係を深めたい時、悩み相談したい時、おしゃべりしたい時、食事に行くことが主流だと思うんですけど、こういう作業を一緒にすることも選択肢に入ってきていいんじゃないかな。
食べながら話すのって、意外ともぐもぐしちゃって難しいし。

そういう意味で考えると、保存食を一緒に作るっていうのはとてもおすすめです。なぜなら、完成まで関係が続きうるから。保存食を仕込んだら、完成する1ヶ月後とかにまた集まって一緒に食べる機会を自然に作れます。これからは婚活やマッチングも、保存食づくりをベースにやっていけばいいんじゃないですかね。

古いものはほんとうに古いのか

古臭い食べ物としての側面というか認識もあると思います。干し柿には。
どんな保存食もそうだけど、保存食の発明ってめっちゃイノベーティブだと思うんです。日本にはもともと渋柿の木しかなかったそうです。美味しくない実がめっちゃなる木があって、あれは食べられないからと無視するのではなく、なんとか食べる方法を見つけてその手法を改良していく。めっちゃイケてると思います。

干し柿をクリームチーズと一緒に食べたらめっちゃおいしいです。パンにも合います。レーズン的な使い方で、洋のサラダやラペに入れてもおいしい。なますなんかに刻んでいれてもおいしいです。スパイスカレーの付け合せのアチャールにしても絶対おいしいと思います。もちろんそのまま食べてもおいしい。
結局、古いものが古臭くなるのは、私たちの創意工夫の問題ということが往々にしてあるのではと思うのです。

お酒をちびちび飲みながらつくりました

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