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日常を感じる

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いろんな人、自然、生き物、出来事、思想、慣習に、ふと感じたことを書いた単発投稿をまとめています。
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#人間関係

「今 同じこと言おうとしてた」の魔法

友達、彼(彼女)、夫婦、親子、同僚、上司、後輩。 二人で話していて、 「あ、今、私も同じこと言おうとしてた!」ってやつ。 もしくは、同じことを同時に口に出して、ハモっちゃうやつ。 あれ、なかなかにお互いの関係を強固にする現象だと思う。 かつて、大好き過ぎて、友達や妹と行っただけでは飽き足らず、さらに追加で一人でもライブ参戦したことのあるSpitzの「ロビンソン」でも歌われているくらい、恋愛においては特に、二人の距離が近づく王道のきっかけエピソードだ。 恋愛でなくて

言葉って本当に意思疎通に向いてるの?  -2-  信用フィルター

昨日の続き。 受信側の経験と教訓意思疎通を厄介にしているものについて、昨日から考えている。 言葉を発信する側が、本能を抑え、理性によって本心とは違う意図の言葉を選択し、本心を偽る。 理性は、自分を傷つけないため、守るために偽ることもあるし、相手を傷つけないため、守るために偽ることもあるだろう。 逆に、相手をわざと傷つけるため、攻撃するため、毒を盛るため、マイナスの言葉を選ぶこともあるだろう。 表情や声の調子などから、隠しきれない本心が見えて居たりすることもあり、受け取

言葉って本当に意志疎通に向いてるの?  -1-  動物と人間

人間には言葉がある。 言葉は人間によって生み出され、人間を飛躍的に進歩させた、と考えられている。 しかし、言葉とは、簡単なようで実は扱いが難しいものだ。 そして、扱いを間違えると、意思疎通を逆に難しくさせてしまうものだな…と、最近つくづく身に染みて感じている。 そんな言葉の力について、言葉の扱い方について、書いていきたいと思う。 たぶんまた、分割投稿になるかな。 動物とのコミュニケーションペットを飼ったことがある方なら分かるかもしれないが、人間と同一言語ではない動

見知らぬ人たちの温かみ コンタクトを落としたときの話

これは、すいぶんと前。まだ娘が私のお腹の中にいた頃の話。 その日は朝から土砂降りの雨だった。 妊婦のウォーキングついでに買い物をし、荷物を持ちながらの帰り道。 左の腕に荷物を通し、肘を曲げて傘を持つ。 傘の金属の柄の部分は、ちょうど私の顔、左の目の前あたりにあった。 人通りの多い駅前広場に差し掛かったとき。 すれ違う誰かの傘と私の傘が触れて、傘の柄が、私の顔にポンッと当たった。 一瞬だった。 次の瞬間、左目の視界が磨りガラスのようにぼんやりしてしまった。 (あ、コ

ウィー アー レイト  意志疎通の難しさ

数年前の関西旅行中、奈良を訪れるために京都へ向かう電車に乗っていたときの話。 急停車電車が急停車した。 緊急停車の詳しい理由は、はっきり思い出せない。 でも確か、どこかの「緊急停止信号を受信した」かなにかで、「安全を確認できるまで、しばらく停車いたします」とのことだった気がする。 辺りがザワザワし始める。 え?大丈夫? すぐ動くの? 私たちは幸い、時間に猶予をもって動いていたし、予定はあっても、何の予約もなかったので、多少遅れても何の問題もない。 でもここから

人が怒るとき -私が夫婦喧嘩から学んだこと-

先日の投稿↓の中で、夫婦喧嘩の話を出した。 結婚してから10年超。 夫婦お互いの調子の悪いとき、たまに、些細な意見の相違から、激しい言い争いになることがあったのだが、その度に仲直りはしてきた。 具体的には、意見の食い違いに関して「言い過ぎたこと」を、どちらかが謝り、もう片方も、それを受けて謝り返し、「仲直り」「歩み寄り」出来た、とする終わらせ方であった。 しかしそれは、根本的なところでの解決にはなっていなかったのかもしれない。 最近はそういう意味で、同じようなことで