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産休1週間目の朝、食い意地寄り日記

年配のお客さんが多い朝9時過ぎのコーヒーショップで、うっすら湿布のにおいが漂ってくる。

気持ちのいいにおいじゃない。
でも、イライラするほどのことでもないのは、きっと、自分の心が落ち着いているからだ。

産休に入ってちょうど1週間。
息子を保育園に送ったあとのひととき、お買い物をする店が開くまでの時間、今日は家に帰らずに外で過ごすことにした。
ルイボスティーを飲みながら、林真理子さんの「綴る女」を読みはじめたところ。
宮尾登美子さんについて書かれている本で、早速まだ読んだことのない宮尾作品を読んでみたくなる。

1週間前までは、3時に起きてお風呂に入り、仕事があるときは仕事をして、保育園が開く7時目指して息子とともに朝の支度をする。
夫が送りに行ける日はもっと早く家を出て職場に向かい、そこからは退勤するまで水を飲むのも忘れるくらい充実した仕事時間。

妊娠後期に入ってからは、"おなか重い、早く休みたい!"と“休みまでにしなきゃいけないことが多すぎてやばい!"の間で過ごしてきた。
年度末でタスクが多い中、なんとか最低限のことは終えてようやく休みに入ったこの1週間。

毎日、今日は何しよう!とわくわくするし、暮らしに時間の余裕があると息子も一段とかわいく見える。
ハッピー!


この1週間でできたことは、

  • 私の用事に付き合ってもらって息子と電車の旅、隅田川沿いをお散歩、懐かしい人たちに会う。、

  • 地元の友達と子連れランチ

  • 本屋さんでゆっくり本を選んで読書

  • 夫と赤ちゃんグッズの下見、ランチ

  • 3月中に使わなければならないチケット消費のための旅行予約

  • ソファでおやつを食べながらテレビを見る

  • いらないものを片っ端からゴミ袋につっこむ

などなど。、
贅沢な毎日である。

悩みは、「食べたいものがたくさんあるのに食べたらもたれるから食べられない、でも食べたい」という葛藤とともに生活しなければならないことで、悩みすら平和だ。

息子のときもそうだったのだけど、「産休に入ったらここでランチしよう、ここでテイクアウトしよう」とうきうきしながら考えていたものが、ことごとく食べられなくなっている。
今回わかったのは、小麦がだめだということ。
サンドイッチみたいな軽食だとまだよい。今日も食べている。
お昼や夜に、パスタとかピザとか食べると、もうおなかにずーんときて気持ち悪くて寝られなくなってしまう。
ラーメンなんてもってのほかだ。
食べたいのに。

産まれたら食べてやるぅ!
ラーメンも広島焼きもお寿司もローストビーフも!!
と楽しみにしているけれど、産まれたら産まれたでゆっくりラーメンなんて言っていられなくなるのが現実である。
広島焼きのテイクアウトならいけそう。

さて、とっくにお店も開店したし、今日はこれから明日からの旅行の買い出しをして、お昼ごはんを買って家に帰る予定。
それとも少し足をのばして新しいスニーカーを見に行くか。

体調と相談しながら、今日もゆっくりのんびり過ごそうと思う。
気づいたら湿布のにおいも消えていた。

ハッピー!


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