関関同立への切符を放棄し、外部進学を決めるまで
我が家の長女Hanaちゃんは中2で、とある大学附属の中高一貫校に通っていました。
大半の生徒はエスカレーター式に大学へ進学するため、のんびりとした雰囲気。
友人関係も問題なし。
成績も主要科目はオール5で、体育や音楽で時々4が混ざる程度。
全く問題がなく、このまま平穏な毎日が過ぎるのかと思っていたのですが...
夏休み前のある日、学校から進路調査のプリントが来て、それは高校進学を希望するかどうかというものでした。
当然のように「希望する」に丸を付けて提出しようと、念のため娘に「希望するに◯付けとくよ〜!」と声をかけたところ
「ん〜ちょっと待って、まだ考えてるから。」
「えっっ!!」
「高校受験したいかなぁって。」
「ほへぇ〜!!」
というのが、『はじまり』でした。
思い起こせば、春くらいから少し怪しい点はありました。
「本屋さんに数学の問題集を買いに行きたい。」と言うので付いて行ったら
「中3までの先取り用に分かりやすいのほしいし、後は中2内容のもっと難易度高いのほしい。」と。
(妙にヤル気があるなぁ...)
と不思議に思いながらも、最高水準問題集などを買って帰りました。
その後も...
「今の実力を知りたいから何か模試受けようかなぁ。」と言ったり。(コロナ禍で叶いませんでしたが)
思い返せば色々予兆はありましたね。
ただ『勝てる戦しかしないタイプ』の慎重派なので、なかなか口に出来なかったみたいです。
外部受験するということは、大学(関関同立のひとつ)へ進む権利を放棄するということなので。
関関同立を超えるような大学へ行ける実力が自分にあるのかどうか、娘はそこら辺を慎重に見極たかったんでしょうね。
けれども、本気で外部受験するなら、出来るだけ早く決断しなければなりません。
「夏休み中に結論を出すことにしよう。」と娘に伝えて、私は私で大慌てで、大阪の高校受験事情について調べ始めました。
調べると、次々に明らかになる大阪の受験事情は想像以上に手強いものでした。
なんじゃ!こりゃ!
驚きの難易度のC問題‼︎
公立高校入試とは思えないレベルで、到底学校で教わる内容では太刀打ちできないことはすぐ分かりました。
娘にも、C問題の難易度は高く、受験するなら早く対策を始めないと間に合いそうにないこと、中2の夏休みを迷って過ごすのは勿体ないことを伝えました。
それでも、まだ煮え切らない様子だったので、半ば強制的にS塾の入塾テストを受けに行かせました。
「数学難しかった〜。」と娘は涙目でしたけれども、応用レベルのテストみたいで、校舎長の先生からは「よく出来ています。文理学科は狙えるでしょう。」と言ってもらえました。
それを聞いて、やっと娘は「外部受験する。」と決めれたようです。
そのまま夏休みは、S塾の夏期講習を受けることになりましたが、ここからまた深く悩むことになります。
次回は【塾アリ?塾ナシ?転校?このまま?母は悩む】の予定です。
ではまた!